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スイス戦ドローのブラジル、VAR不使用でFIFAに苦言呈す

 ブラジルサッカー連盟(CBF)は日本時間18日に行われたスイス戦において、ビデオアシスタントレフリー(VAR)による判定を拒否されたと主張しているようだ。21日、アメリカメディア『ESPN』がこれを伝えている。

 ブラジルはワールドカップ・ロシア大会・グループステージ初戦のスイス戦にて20分にバルセロナのMFフィリペ・コウチーニョによるゴラッソで幸先よく先制ゴールを挙げたものの、後半開始直後の50分にCKからホッフェンハイムのMFシュテフェン・ツバーに同点弾を許し、結局1-1の引き分けに終わっていた。

 CBFはスイスの同点ゴールのシーンで直前にインテルのDFジョアン・ミランダに対するファウルがあったこと、そして後半にマンチェスター・シティのFWガブリエル・ジェズスがペナルティエリア内で相手DFの手にかけられる形で倒されたシーンでPKが与えられるべきだったと主張している模様。

 またCBFはこの2つのシーンにおいてVARが適用されなかったことに疑問を抱くと同時に、VARが適用されていたら、誤った判定は防ぐことができたと国際サッカー連盟(FIFA)に対して強く物を申しているものとみられる。

 なおブラジルは次戦、日本時間22日晩にコスタリカ戦を控えている。グループステージ突破、そして6度目となるW杯優勝に向けて絶対に勝ち点3を獲得しなければならない一戦でブラジルはスイス戦で受けた“不利”をはねのけることができるのだろうか。