代表チーム フランス代表

一向に代表召集されないベンゼマに関して仏大統領が持論を展開

 フランスのエマニュエル・マクロン大統領は、同国代表への招集を見送られ続けているレアル・マドリードのFWカリム・ベンゼマに関して持論を展開した。11日にスペイン『マルカ』が伝えた。

 2015年11月にフランス代表MFマテュー・バルブエナを恐喝した容疑で逮捕されたベンゼマは、この事件以降フランス代表に召集されていない(法的には復帰可能)。レアル・マドリードではチームに欠かせない選手としてプレーしていることもあり、フランス国内では同選手の代表招集を望む声も少なくないが、依然として代表招集を見送られている。

 そんな状況下に置かれているベンゼマについて、マクロン仏大統領は次のように持論を展開した。

「私はフランスの大統領であり、フランス代表の監督ではない。私はサッカーが大好きだから自分の考えを示すことはできるが、最終的にはディディエ・デシャン監督が決める。私は彼を信じている」

「代表に招集されないということでベンゼマのクオリティが変わることはない。彼はマドリードで何年も輝き続けている。ただ、ルールというものがある。監督はたとえ才能豊かな選手だとしても、チームの輪を乱すようであれば招集すべきではないことを知っている」

 フランス代表は、ロシアW杯でオーストラリア・ペルー・デンマークと共にグループCに入っている。1996年以来2度目のワールドカップ優勝を成し遂げることはできるのだろうか。注目が集まる。