ワールドカップ開幕を目前に控えながら、スイス代表に0-2の敗戦を喫し西野朗監督就任以来2連敗となった日本代表。ヨーロッパをはじめとする世界のサッカーのエキスパートであり、スイス代表にも詳しい『スカイ・イタリア』のフェデレィコ・カソッティ氏が8日の親善試合での日本代表の印象を語ってくれた。
「西野監督のワールドカップに向けたメンバー選出についてネガティブなコメントを目にしていたので、日本代表にはあまり期待していなかった」というカソッティ氏は「サムライブルーのパフォーマンスは全体的には非常に悪いものではなく、よくオーガナイズされていた」と西野朗監督体制下で2試合目となるチームを評価した。
しかし、やはり一番の問題点は守備よりも「前線に一貫性が全くないこと」だと指摘している。
「私はスイス代表をよく知っているし、日本戦は彼らのベストパフォーマンスではなかった。ブラジル代表と対戦することを考えると、スイス代表についてもあまり楽観的にはなれないね。彼らはトップレベルのセンターフォワードがいないという点で、日本代表と同じ問題を抱えている」
またかつてイタリアでプレーした日本人選手については、その好対照な出来が印象的だったようだ。
「長友のパフォーマンスは気に入ったけど、本田は本当に失望したよ。彼は完全に不調だね。なぜ西野監督が彼を早く交代させなかったのか理解に苦しむよ」
果たして日本代表には、ワールドカップでどのような成績が期待できるのだろうか。日本の入ったグループHを「最も面白いグループかもしれない」と語るカソッティ氏の率直な評価は、非常に厳しいものだった。
「サムライブルーの調子が良ければ非常にオープンなグループになっただろうけど、スイス戦でのプレーを見た限りでは、残念ながら勝ち点を得ることなく最下位に終わってしまうのではないかと思う」
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