ワールドカップ 代表チーム

強いのはどっち?ハリルジャパンと西野ジャパンを徹底比較

ワールドカップに臨む日本代表に選出された香川真司 写真提供:Getty Images

 少なくとも守備陣に関しては、大きな選手の違いはなかっただろう。守護神は川島、酒井宏樹を右に、吉田麻也と槙野智章がセンターバックを組み、左サイドバックは長友佑都でほぼ間違いない。長谷部誠もレギュラーだが、役割は監督によって異なる。ハリルホジッチ監督の下でキャプテンは山口蛍、井手口陽介とともにボランチを形成するアンカーとして、重要な役割を果たしていた。西野監督の下でも重要性は変わらないが、ポジションは吉田と槙野の間のリベロだ。今季もヨーロッパで堅実なシーズンを過ごした長谷部は、この2つの役割をこなして称賛を受けている。

 6月19日のサランスクでのコロンビア代表が近づいた今も、日本代表の中盤から前の先発メンバーが誰になるのかだけでなく、西野監督がどのようなフォーメーションを採用するのかさえはっきりとしていない。それでも、2人の監督がそれぞれどのようなチームを送り出すかを予想してみよう。果たしてどちらのチームが強く見えるだろうか?

ワールドカップでのハリルジャパンの先発予想(4-3-3)
川島
酒井宏、吉田、槙野、長友
山口、長谷部、井手口(柴崎/大島)
久保、大迫、乾(中島)

ワールドカップでの西野ジャパンの先発予想(3-4-2-1を維持した場合)
川島
吉田、長谷部、槙野
酒井宏、山口、大島(柴崎)、長友
本田、大迫、香川(宇佐美)

著者:チアゴ・ボンテンポ

1985年生まれのブラジル人ジャーナリスト。サンパウロ在住。幼少期よりスポーツとりわけサッカーを愛する。大学時代にジャーナリズムを専攻し2011年よりブラジル『Globo Esporte』で日本サッカーを担当している。ブラジルのボタフォゴ、アーセナル、そして日本代表の熱烈なサポーターである。将来の夢は日本語を流暢に扱うこと、富士山登頂、Jリーグスタジアムを巡ること。

Twitter: @GunnerTNB

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