30日に行われるキリンチャレンジカップ、ガーナ代表戦に臨む27人のメンバーが発表された。このガーナ戦を経てワールドカップに臨む23人の選手が31日に発表予定となっている。そこで、その当落線上にいそうな選手をピックアップし、最終メンバー入りを果たすかそれとも外れるのか、3つのポイントから分析していく。第3回の今日は大島僚太をピックアップ。
クラブでのパフォーマンス
今シーズン、リーグ戦15試合中13試合に出場するなど、プレー時間は申し分ない。3列目からチームの攻撃をコントロールし、展開力を発揮。スペースを見逃さず、縦パスを供するなど、チームの中心選手の1人だ。球際の強さも増しており、申し分ないパフォーマンスと言えるだろう。
日本代表でのライバル
彼と同じポジションには山口螢、柴崎岳、香川真司、青山敏弘、三竿健斗など多くの選手が代表候補選手に多く入っている。ただ、試合をコントロールする能力はこのメンバーの中でも1、2を争うだろう。スタメン確約が濃厚な長谷部誠との相性も重要になりそうだ。
起用法
残念なことに、負傷により途中交代となったが、3月23日に行われたマリとの国際親善試合では長谷部誠と共に、2ボランチの一角としてプレー。クラブでのパフォーマンスと同じようにチームのペースを作り、長谷部とも相性の良さを示した。起用されるとすればこの3列目のポジションがベストだろう。
最終メンバー入りの可能性は?
可能性は十分にあると言えるだろう。マリ戦でもパフォーマンスを見れば、長谷部の相棒に適していることは間違いない。西野朗監督が口にした「日本人らしさの追求」というものの中に、集団性、ショートパスを使った連動的、流動的なパスサッカーというニュアンスが含まれているのなら、実現のために大島の存在は外せない。また、格上が顔をそろえるグループステージで、日に日に進化する大島の守備力は大きな助けとなるはずだ。
コメントランキング