今シーズンの全日程が終了したスペインのラ・リーガ。バルセロナは無敗優勝まであと一歩のところまで迫り、バレンシアやレアル・ベティス、ヘタフェが躍進し、デポルティーボ・ラ・コルーニャ、ラス・パルマス、マラガがセグンダ(2部)へ降格することになった。今回はフットボール・トライブが選出した今シーズンのラ・リーガベストイレブンを紹介する。
GK:ヤン・オブラク
クラブ:アトレティコ・マドリード
今シーズンも強固な守備を誇ったアトレティコ。その中でも突出した活躍を見せたのがオブラクだ。38試合で22失点という驚異的な数字でシーズンを終えた。
DF:マリオ・ガスパール
クラブ:ビジャレアル
イエローサブマリンのキャプテンはシーズンを通じて安定したパフォーマンスを披露。バレンシアとの“もうひとつの”バレンシア・ダービーでは決勝点をマークした。
DF:ディエゴ・ゴディン
クラブ:アトレティコ・マドリード
最少失点クラブの守備のリーダーは、衰え知らずの予測の良さと空中戦の強さで抜群の存在感を示した。
DF:ジェネ・ダコナム
クラブ:ヘタフェ
トーゴ出身のセンターバックは、今シーズンプリメーラ(1部)に昇格してきたヘタフェの堅い守備を作り上げた立役者だ。驚きの33失点はリーグ3位の数字。
DF:マルセロ
クラブ:レアル・マドリード
今世界最高の左サイドバックと言っても過言ではない、圧倒的なパフォーマンスを今シーズンも披露した。攻撃力とボールを扱うテクニックはマドリードの中でも随一だ。
MF:ファビアン・ルイス
クラブ:レアル・ベティス
キケ・セティエン監督のもとで大ブレイクを果たした22歳は、その独特なリズムのドリブルとパスで中盤に君臨。セビージャ・ダービーでは左足で、持ち前の強烈なミドルシュートを決めた。
MF:イバン・ラキティッチ
クラブ:バルセロナ
バルセロナでの地位を、シーズンを追うごとに高くしていくラキティッチ。今シーズンはセルヒオ・ブスケツが不在時にはアンカーの役割を務め、アンドレス・イニエスタの代わりにサイドハーフをこなすなど、戦術的な柔軟性を見せた。
MF:ジョフレイ・コンドグビア
クラブ:バレンシア
今シーズンが始まる前に成立した移籍の中で最も成功したもののひとつだろう。フィジカル的な強さをバレンシアの中盤に加え、昨シーズン壊滅的だった守備に安定感をもたらした。
OMF:ポルトゥ
クラブ:ジローナ
プリメーラデビューとなったジローナで躍動。11ゴール5アシストを記録し、守備でも運動量豊富に動き回り、チームの10位フィニッシュに貢献した。
FW:リオネル・メッシ
クラブ:バルセロナ
説明の必要はないだろう。
ベンチ
GK:フェルナンド・パチェコ(アラベス)
DF:ジェラール・ピケ(バルセロナ)
DF:アルバロ・オドリオソラ(レアル・ソシエダ)
MF:エベル・バネガ(セビージャ)
MF:乾貴士(エイバル)
MF:パブロ・フォルナルス(ビジャレアル)
FW:クリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)
監督:エルネスト・バルベルデ
クラブ:バルセロナ
レバンテに足元をすくわれて惜しくも無敗優勝はならなかったものの、圧倒的な強さでリーグとコパ・デル・レイを制した。バルセロナ“らしくない”と揶揄(やゆ)されることもあったが、就任1年目で文句なしの結果を出した。
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