日本時間20日に行われたFAカップ決勝でチェルシーに敗れたマンチェスター・ユナイテッド。豊富な資金力で補強を重ねたが、今シーズンの首位マンチェスター・シティとの差は歴然だった。今回はユナイテッドが犯した今シーズンの失敗7つをご紹介する。
危なっかしいディフェンス
モウリーニョは潤沢な資金をディフェンス陣に投じることはなかった。獲得したビクトル・リンデロフは成功したシーズンとは言えず、クリス・スモーリングや、フィル・ジョーンズと共に不安定さを隠せていない。ダビド・デ・ヘアの存在に助けられ続けたシーズンだった。
ルーク・ショウ
モウリーニョとルーク・ショウの間には確執があると言われてきた。モウリーニョは最も有望な左サイドのタレントの自身を奪ってしまった。意思決定力の低さが露呈してしまっている。ルーク・ショウがユナイテッドに加入する前に、どのようなパフォーマンスを見せてきたか我々は知っている。
ポール・ポグバという難問
ポグバの起用法もユナイテッドの失敗の1つだろう。フランス人MFは自身のポテンシャルを発揮しきれていない。ユベントス時代の活躍が嘘のように思えてしまう。ポグバは守備的な戦術に拘束されるのが、不得意な選手かもしれない。もしくはモウリーニョとの間に個人的に見えない問題があるのかもしれない。
ユナイテッドの戦い方
彼ら本来の戦い方というものを定義するのは難しいが、バスをゴール前に駐車するような保守的なサッカーでは退屈なものになるのは確かだ。マンチェスター・シティやリバプールといったクラブが展開するサッカーに比べ、彼らのサッカーはサポーターの気持ちを盛り下げているだろう。
アレクシス・サンチェスのドレッシングルームへの影響
サンチェスの加入はドレッシングルームに悪影響を与えていると言われている。彼の高額な給与に不満をもつ選手も多いという。また、彼の存在により出場機会が減った選手も少なくない。チーム全体としてプラスに働いているとは言えないだろう。
古典的ウィンガー不足
アントニー・マルシャル、マーカス・ラシュフォード、ジェシー・リンガードなど、古典的なウィンガーがユナイテッドにはいない。ユナイテッドがイバン・ペリシッチの獲得を望み続けている理由でもある。ルカクの加入により、ボックス内にボールを供給できる選手が必要なは明らかだ。しかし、サンチェスを含めカットインを好むウィンガーが飽和している。
アン・フィールド
シーズン開始時の数試合でユナイテッドが得点を量産していたことが、今では奇妙に映る。この時のチームはいつでも、だれにでも勝てるというような確信があった。10月のアン・フィールドでの戦いまでは。モウリーニョはゴール前にバスを駐車し、世界中の人を驚かせた。勝ち点1を獲得したが、これまでの勢いは失ってしまった。
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