プレミアリーグ マンチェスター・ユナイテッド

欧州サッカー界のねずみ小僧?ビッグクラブから巻き上げて、中小クラブへ還元するモウ・ユナイテッド

かつてはリバプールがビッグクラブを打ち負かし中小クラブを助ける「ねずみ小僧」として有名だったが、最近ではそのあだ名はマンチェスター・ユナイテッドに与えられることが多くなっている。今季の「ビッグクラブからの巻き上げ」と「中小クラブへの還元」を振り返ってみよう。

ビッグクラブからの巻き上げ(1)

対戦相手:トッテナム
節:第10節
スコア:1-0

一部のサポーターは70分過ぎにラッシュフォードに代えてマルシャルを投入した選手交代に不満を表明していた。しかしモウリーニョ監督の采配は的中し、マルシャルは残り時間9分の時点でロメロ・ルカクのヘディングに反応してウーゴ・ロリスの守るゴールを破った。

ビッグクラブからの巻き上げ(2)

対戦相手:チェルシー
節:第28節
スコア:2-1

32分にウィリアンに先制点を許したが、その5分後にルカクが同点ゴール。後半に途中出場のリンガードが決勝点を決め、ユナイテッドが逆転勝利を収めた。

ビッグクラブからの巻き上げ(3)

対戦相手:リバプール
節:第30節
スコア:2-1

マーカス・ラッシュフォードが前半に2ゴールを決め、オールド・トラッフォードでライバルのリバプールに2-1で勝利を収めた。

ビッグクラブからの巻き上げ(4)

対戦相手:マンチェスター・シティ
節:第33節
スコア:3-2

ユナイテッドが2点ビハインドからの大逆転でエティハド・スタジアムでの戦いを制したことで、マンチェスター・シティのリーグ優勝決定は先延ばしになった。シティは前半に2点を先行したが、ポール・ポグバが2分間で2ゴールを決めて同点に追いつき、クリス・スモーリングのボレーによって劇的な逆転が完成した。

ビッグクラブからの巻き上げ(5)

対戦相手:アーセナル
節:第36節
スコア:2-1

アーセン・ベンゲルのアーセナルの監督として最後のオールド・トラッフォードでの試合は、アディショナルタイムのマルアン・フェライニのゴールによって苦い敗戦に終わった。

中小クラブへの還元(1)

対戦相手:ハダースフィールド・タウン
節:第9節
スコア:2-1

ハダースフィールド・タウンに過去65年間で初めて敗れ、開幕から無敗だったユナイテッドは初の黒星を喫した。

中小クラブへの還元(2)

対戦相手:ニューカッスル・ユナイテッド
節:第24節
スコア:0-1

ニューカッスルは2位のユナイテッドを破り、10月以来の初めてホームのリーグ戦で白星を挙げた。マット・リッチーが後半にこの試合唯一のゴールを決めてマグパイズは降格圏を脱出、ユナイテッドは首位のマンチェスター・シティに16ポイント差をつけられることになった。赤い悪魔は多くのチャンスを逃し、ジョゼ・モウリーニョはアウェイのニューカッスル戦で初めての勝利を挙げることはできなかった。

中小クラブへの還元(3)

対戦相手:ウェスト・ブロムウィッチ
節:第34節
スコア:0-1

この試合の結果ユナイテッドは5試合を残して首位と16ポイント差となり、シティの優勝が決定した。ウェスト・ブロムウィッチはクリス・ブラントのコーナーキックに、ジェイ・ロドリゲスがヘディングで合わせ決勝点を決めている。

中小クラブへの還元(4)

対戦相手:ブライトン
節:第37節
スコア:0-1

ホセ・イスキエルドのクロスからのパスカル・グロスのヘディングはマルコス・ロホがクリアしたものの、ゴールラインテクノロジーによりゴールの判定となり、この試合の決勝点となった。