著者:津田翔汰
シーズン終盤に差し掛かり、ほぼ全ての欧州主要リーグにおいてカンピオナートを巡る争いにピリオドが打たれている一方、来シーズンの欧州カップ戦出場枠をかけた争いは熾烈(しれつ)を極めている。特にイタリアでは2試合を残してチャンピオンズリーグ(CL)、そしてヨーロッパリーグ(EL)の出場権争いの決着は最終節までもつれる見込みだ。
第36節終了時点での順位表は以下のようになっている。
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1位 91 ユベントス
2位 85 ナポリ
3位 73 ローマ
4位 71 ラツィオ
5位 69 インテル
6位 60 ミラン
7位 59 アタランタ
8位 57 フィオレンティーナ
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このリーグテーブルを見て頂くと、首都・ローマのライバル2クラブに加え、インテルが来季CL出場権をかけて残る「2」つの椅子を巡る争いが繰り広げている。また先日コッパ・イタリア決勝でユベントスに惨敗を喫したミランはベルガモの難敵アタランタ、そしてフィオレンティーナと来季EL出場権獲得へ残された「1.5」枠(7位のクラブはELプレーオフからの参戦)の切符を巡る争いを強いられることとなりそうだ。
そこで今回は日本時間13日未明にインテルがサッスオーロとの一戦に臨むことを踏まえ、チャンピオンズリーグ出場権をかけた攻防を占うべく、ローマ、ラツィオ、インテルの3クラブについて今季の戦況などを交え、残り2節の展望を行う。
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