欧州各リーグが今シーズンの戦いを終えようとしている。各クラブがうまくいった点、うまくいかなかった点あるだろう。今回は来シーズンに向けて各国ビッグクラブに提案する補強ポイントをご紹介する。
マンチェスター・ユナイテッド
補強ポイント:ウィングバック
夢の補強:マルセロ
現実路線:エルセイド・ヒサイ
マルセロはユナイテッドの理想そのものだろう。速く、スキルに溢れ、そして鋭い。彼がユナイテッドに来れば、長年の悩みが解決するはずだ。ナポリの右サイドバックを務めるエルセイド・ヒサイはジョゼ・モウリーニョ監督が以前から欲しがっている選手だ。
マンチェスター・シティ
補強ポイント:守備的ミッドフィールダー
夢の補強:マルコ・ベッラッティ
現実路線:フレッジ
ヤヤ・トゥーレの退団が迫る中、ミッドフィールダーの補強は必要だろう。様々な名選手の2世と呼ばれるベッラッティはグアルディオラの下でプレー出来るだけのスキルやパス能力を持っている。獲得できればプラスに働くはずだ。また、フレッジとの契約に関する噂が表面化してきている。彼の加入はシティのミッドフィールダー陣をパワーアップさせるはずだ。
アーセナル
補強ポイント:監督
夢の補強:カルロ・アンチェロッティ
現実路線:ブレンダン・ロジャース
理想としては現在フリーのアンチェロッティだろう。ロンドンに住んでいるし、チャンピオンズリーグでの戦績も良い。現実的な路線で考えると、ブレンダン・ロジャースが良いだろう。スコットランドでも成功を収めており、クラブもチームから去ることに否定的ではない。
リバプール
補強ポイント:センターバック
夢の補強:ジェームス・ターコウスキー
現実路線:クレマン・ラングレ
ターコウスキーはバーンリーのプレミアリーグ7位躍進に大きく貢献している。放出は間違いないだろう。多くのビッグクラブが獲得に乗り出すはずだ。ライバルは多い。現実的にはラングレが良いだろう。速く、強く、テクニカルで空中戦にも強い。1対1の対応にも問題はなく、プレミアリーグでも結果を残せるだろう。
チェルシー
補強ポイント:フォワード
夢の補強1:チーロ・インモービレ
夢の補強2:マウロ・イカルディ
アルバロ・モラタはユベントス移籍に傾いている。チェルシーには彼の変わりが必要だ。理想は空中戦にも強く、決定力の高いインモービレだろう。今季は41ゴールを挙げ、ラツィオを来季のCLに導こうとしている。もう1人理想の選手を挙げるとすれば、イカルディが良いだろう。インテルがCLの出場権を確保できなければ、可能性はあるだろう。アルゼンチンの先輩(アグエロ、テベス)がプレミアリーグで成功している。
トッテナム・ホットスパー
補強ポイント:ストライカー&GK
夢の補強:チーロ・インモービレ
現実路線:アントニー・マルシャル
ポチェッティーノはハリー・ケインのバックアップの補強を計画している。フェルナンド・ジョレンテが良い印象を残すことはできなかった。インモービレがベンチにいるチームを作れれば最高だろう。しかし、現実的には難しい。マルシャルはユナイテッドを離れるだろうと予想されている。ポチェッティーノのサッカーにもフィットできるはずだ。
ユベントス
補強ポイント:トップレベルのストライカー
夢の補強:ロベルト・レバンドフスキ
現実路線:アルバロ・モラタ
レバンドフスキはユベントスの攻撃陣を完全に補完することができるだろう。4-3-3若しくは4-2-3-1で力を発揮するはずだ。現実的な補強候補にモラタも良いだろう。ユベントスでのプレー経験があり、今のユベントスにはいないカウンターに対応できるストライカーだ。欧州の舞台でも結果を残している。
インテル
補強ポイント:サイドバック
夢の補強:ジョアン・カンセロ
現実路線:クアドォー・アサモア
カンセロのインテルでのパフォーマンスはとても良い。ドリブル、スピード、クロスでチームのオフェンスに厚みを与えている。来シーズンさらに上の順位を目指すなら、インテルはバレンシアから彼を買い取る必要がある。アサモアは現実的な補強候補といえるだろう。彼のユベントスとの契約は今シーズンで終了する。インテルがフリーで獲得することができれば、SBのポジションで困ることはないはずだ。
ミラン
補強ポイント:センターフォワード
夢の補強:エディン・ジェコ
現実路線:ドゥアン・サパタ
ミランにはシーズンで20得点以上を奪える選手が必要だ。それにパトリック・クトローネに良い影響を与えることが出来る必要もある。夢の補強はジェコだろう。得点力、戦術的な柔軟性ともに問題ない。何より欧州の舞台での経験値は高く、クトローネが学べることも多いはずだ。現実的な路線ではサンプドリアのドゥアン・サパタか。市場価値は1500万ユーロとミランに払えない額ではない。高い推進力は今のミランFW陣に足りないものの1つだ。
バルセロナ
補強ポイント:フォワード&ミッドフィールダー
夢の補強:メスト・エジル
現実路線:アントワーヌ・グリーズマン
エジルがバルセロナの補強候補に挙がるのは、今回が初めてではない。アンドレス・イニエスタが去ろうとしている今、彼の穴を埋める選手が必要だ。グリーズマンはバルセロナのファーストチョイスだろう。バルセロナが獲得に成功すれば、再び4-3-3を採用することが出来る。エルネスト・バルベルデもそれを望んでいるはずだ。
レアル・マドリード
補強ポイント:ストライカー
夢の補強:ネイマール
現実路線:レバンドフスキ
カリム・ベンゼマの今季のパフォーマンスは、あまり評価されずサポーターのやり玉にあがってしまっている。マドリードのダイレクターたちはネイマールの父親と接触していると噂されている。しかし、巨額の移籍金やPSGの説得など課題は山積だろう。レバンドフスキはネイマールよりも現実的かもしれない。彼自身が移籍を望んでいると噂されている。バイエルンを説得すれば可能性は十分あるだろう。
アトレティコ・マドリード
補強ポイント:ストライカー
夢の補強:セルヒオ・アグエロ
現実路線:エディンソン・カバーニ
アトレティコはピークを過ぎたスター選手の獲得をすることが多い。トーレス、コスタの後に、アグエロを獲得出来ればストライカーの問題は解決するだろう。アトレティコのプレースタイル的にカバーニのような身体的に優れた選手は合うはずだ。PSGがネイマールを残留させることができれば、カバーニを獲得できる可能性はあるだろう。
パリ・サンジェルマン
補強ポイント:ゴールキーパー
夢の補強:ヤン・オブラク
現実路線:ジャンルイジ・ドンナルンマ
夢の補強には世界でもベストなGKの1人であるオブラクを推薦。彼には1億ユーロの違約金条項が設定されているという噂があるが、PSGにとって支払うのが難しい問題ではないだろう。現実的な補強候補にはドンナルンマを挙げる。彼の市場価値はピークを過ぎ、ドンナルンマを待ち構えているクラブも多いはずだ。
バイエルン・ミュンヘン
補強ポイント:サイドバック
夢の補強:フアレックス・サンドロ
現実路線:フィリップ・マックス
サンドロはユベントスのキープレーヤーで、才能に溢れている。獲得は難しいかもしれないが、獲得できれば最高の結果をもたらすはずだ。マックスはパスに関して素晴らしい才能を持っている。アウクスブルクでは13のアシストを記録している。
ボルシア・ドルトムント
補強ポイント:監督
夢の補強:リュシアン・ファーブル
現実路線:マルコ・ローズ
近年ファーブルは人気のない監督の1人かもしれない、しかし、ニースを限られた予算や戦力で戦えるチームへと変えた。ドルトムントでも期待していいかもしれない。ローズはライプツィヒをヨーロッパ・リーグの準決勝に導いた。彼の戦術は革新的で、ドルトムントを前に進めることができるだろう。
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