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アーセナル、元バルサ指揮官就任時にローマMF獲得に動くか

 アーセナルは今夏、ローマの元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴランの獲得に乗り出すかもしれない。26日、イギリス紙『Sun Sport』がこれを伝えている。

 ナインゴランを巡っては、昨年7月末にクラブと2021年までの契約延長を発表していたものの、依然としてチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドなど複数のプレミア強豪クラブやインテルなどが動向を注視していると伝えられている。一方、アーセナルは先週末に22シーズンに渡ってクラブを率いてきたアーセン・ベンゲル監督の退任を発表しており、後任候補のひとりとして元バルセロナ指揮官のルイス・エンリケ氏の名前が挙げられており、同氏の指揮官就任の場合には、この獲得レースに参戦する模様。

 一方、来月で30歳を迎える同選手の去就はローマのファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に関する財政状況に左右されるという見方も広まっているようだ。なお、ローマはナインゴラン放出の際に5000万ユーロ(約67億円)を要求する構えを見せていることに加え、選手本人が高額な年俸を望んでいることを踏まえると獲得には高額の資金を要する可能性が高いものとみられる。

 なお、ナインゴランは私生活における問題行動が目立ち、ルチアーノ・スパレッティ元ローマ監督やベルギー代表指揮官ロベルト・マルティネスからもピッチ外での行動に対して言及されるなど、メディアの標的にされることが多かった。契約期間は2021年まで残しているものの、環境を変えるためにイングランド行きを決断することはあるのだろうか。