サンチェス加入後、ラッシュフォードはリーグ戦でたったの19分間しかプレーしていない。『スカイ』のマンデー・ナイト・フットボールで20歳のラッシュフォードについての質問がティエリ・アンリに対して寄せられた。アンリは、ラッシュフォードはユナイテッドから出てプレーするべきだと発言したが、その発言はソーシャルメディアであざけりの対象になった。ラッシュフォードはまだ2018年のリーグ戦でプレーしていないが、この試合に出られない期間は燃え尽き症候群を防ぐ意味では決して悪いことではない。しかしモウリーニョの過去の実績を見る限り、ラッシュフォードが先発に復帰する見込みはないだろう。
モウリーニョがのけ者にした若くて発展途上の選手たちは枚挙にいとまがない。その最もいい例がケビン・デ・ブライネだ。ベルギー人はチェルシーのトレーニング中に起きたことについて詳しく話した。モウリーニョはデ・ブライネとエデン・アザール、オスカル、ウィリアンを集め、デ・ブライネを非難する目的で彼らのゴール数とアシスト数を比較し始めた。デ・ブライネはたった2試合に出場しただけだったにも関わらずだ。デ・ブライネは激しく怒ってこう語った。
「僕には2試合のスタッツしかない。僕に何をしてほしいんだ。プレーできるとさえ感じていなかったのに」
デ・ブライネはボルフスブルクへ移籍しブンデスリーガの年間最優秀選手に選ばれ、18ヶ月後には再び英国の地へ舞い戻った。マンチェスター・シティにおいて彼は記録を破り続けるチームの中心選手であり、そのスタイルは彼の強みを最大限に活かすものでもある。論点となるのは、デ・ブライネとモハメド・サラーはチェルシーにいるときトップレベルでプレーできるレベルにあったのかという点だ。しかしそれを証明するための機会をごくわずかしか与えられなかった場合、それを判断するのは困難だと言えよう。
アリエン・ロッベンやエデン・アザールのように、モウリーニョのために最初に獲得した選手たちは最終的に摩耗してしまった。モウリーニョはロッベンの明らかに脆い身体を酷使し、アザールの生産性はスタンフォード・ブリッジの不運な最後の月に大きく低下した。
サラー、デ・ブライネ、ロッベン、アザールの4人に共通する1つの点はモウリーニョの元を離れた後に著しく成長し、彼らの能力を最大限引き出す方法を理解している監督の下でプレーしたことだ。モウリーニョがユナイテッドと新たに5年契約を結んだことを考慮すると、ラッシュフォードとマルシャルは彼らの将来についてじっくり検討する必要があり、自分たちの成長にとって何が最善の選択なのかを分析しなければならない。そして、歴史は彼らが別の場所へ行ったほうがいいことを示唆している。
著者:Conor Kelly
サッカーとポップカルチャーについて執筆するライター。『ザ・ファイナル・サード・ポッドキャスト』の創設者であり、『Squawka』『サボタージュ・タイムズ』『フォー・フォー・トゥー』などに寄稿している。
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