セリエA コッパ・イタリア

イタリア杯、ミラン対ラツィオは引き分け。ラツィオは3日前のリベンジならず

 セリエAの第22節ミラン対ラツィオは28日に行われたばかりだ。しかしその3日後の31日、すでにコッパ・イタリアの準決勝で同じカードがあった。このサンシーロデ行われた試合はファーストレグだ。

 28日の試合で惜敗したラツィオはリベンジを狙う。同クラブはこの試合で、故障で離脱していた得点ランキング首位のイタリア代表FWチーロ・インモービレが復帰。現在可能なベストの布陣でのぞんだ。対するミランは何人かの主力選手を欠いての試合だ。

 前半は両クラブ共にミスが目だった。ミランに関していえば攻撃面でほぼその動きを見せることができていない。そして結局ラツィオ優勢の試合展開も前半は0-0での終了となった。

 ガットゥーゾ監督は試合が動かない後半56分の場面で攻撃力をますためにMFマヌエル・ロカテッリに代え、チャルハノールを投入する。同監督の狙い通りミランの攻撃のリズムはあがるが、なかなかやはり試合は動かない。

 後半61分ラツィオのベルギー代表DFジョルダン・ルカクからのクロスをインモービレが決定的かと思われるヘディングを放つもミランのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマのファインセーブにはばかれる。そしてインザーギ監督は62分にMFフェリペ・アンデルソンに変えてMFルイス・アルベルトを投入。

 そこからラツィオの猛攻がはじまるも、やはり試合状況は変わらない。後半70分にはジャコモ・ボナベントゥーラに代わり28日に疑惑のゴールをきめたパトリック・クトローネがピッチに入る。

 後半74分にクトローネのヘッドをGKトーマス・ストラコッシャがはじき、それをチャルハノールが完全フリーの状態ではずしてしまう。後半75分にラツィオはイタリア代表MFマルコ・パローロにかわりポルトガル代表FWナニを投入。

 後半82分にラツィオはインモービレとボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFセナド・ルリッチが交代し、ミランはニコラ・カリニッチに代わりポルトガル代表FWアンドレ・シウバが入る。

 ラツィオは猛攻を続ける。しかし、結局両チーム得点できず試合は終了した。ローマで行われる準決勝セカンドレグは2月28日に行われる。この試合で勝利したチームが決勝進出をはたす。