【選手権】高校勢として21年ぶりに出場も浦安に力の差を見せつけられ作陽高 三好達也監督「一つの成果にはなりましたが、足りなかった」

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[3.2 第24回全日本選手権1回戦 浦安 8-0 作陽高
兵庫県立]
今大会、岡山県大会、中国大会を高校生チームとして初めて制し、今大会初出場を果たした岡山県作陽高等学校。歴史を切り拓いてきた彼らだったが、Fリーグ・ディビジョン1のクラブの壁は厚かった。
2日に行われた第24回全日本フットサル選手権1回戦で、作陽高はバルドラール浦安と対戦。スタンドには1年生、2年生のサッカー部員が集まり、高校サッカー選手権を思わせるような大声援を送ったが、元スペイン代表選手でフットサルW杯を制した実績を持つアルベルト・リケル監督の率いる浦安に0-8と完敗を喫した。

前日1日に作陽高では卒業式が行われており、この試合を最後にチームは解散する。チームを率いてきた三好達也監督は、悔しさをにじませつつも、1年間にわたってフットサルに専念し、高校生チームとして21年ぶりの全国大会出場という偉業を成し遂げた選手たちを称えた。

以下、試合後の作陽高 三好達也監督のコメント
――浦安との力の差は、ありましたね。
三好 明らかにありましたね。一番感じたのは、ごまかそうとしても、ゴール前の攻撃と守備のところが全然違います。そこでしたね。

――前半はロングボールに終始していたと思いますが、狙いだったのですか?
三好 いいえ、もう少しつなぎたかったんですけど……。声がお互いに全然とおらなくて。セット攻撃(定位置攻撃)のオープニングができなくて、混乱して蹴ってしまっていましたね。普段の練習、これまでの積み重ねで、あの声援の中でやると想定していませんでしたからね。

――声を出さなくても、連携が取れるくらいまで高めないといけないというのは、見えた部分ですね。
三好 そうですね。0-8という結果なので、1点取りたかったですね。チャンスはありましたから。でも、今季のチームの決定力不足は昔からなので。

――岡山、中国を制して、ここまでこれたことに関してはいかがですか?
三好 一つの成果にはなりました。でも、足りなかったなというのが

――何が一番足りなかったですか?
三好 ゲームを知っているというところですね。浦安の選手たちは、指示を受けなくても選手同士で勝手にやれます。でも、僕たちのチームはそこまで経験もないですし、一人ひとりで何かができるわけではありません。セットの中で何かするというところで、うまくいかなかったですね。

――ひとつがダメになったとき、次がなかったと。
三好 そうですね。ダメでいいんですけど、アドリブを利かしてできないので。声を出してしっかりやってきましたが、この中で声を通すのが無理だったので。サインプレーもパサーのところでうまくいったのですが、受け手が間違えたところが結構ありました。

――前後の長い距離での意思疎通が難しかったんですね。
三好 そうですね。3-1がそれで機能しなくて、クワトロもクワトロで怖くて残ってしまっていたので。「抜けろ」と言って、そこから少しはマシになったのですが。後半は相手の運動量も落ちたので、前半もう少し苦しめることができていたら全然違っていったのだろうなと思いました。U-18選手権で帝京長岡に負けた時もそうですが、前半でスコアをあけられてしまったので。

――今回、スタンドに1、2年生を呼んだとお聞きしましたが、どんな感想が残ったでしょうかね。
三好 こういう舞台もあるんだと思ってもらえたらいいですね。サッカーで天皇杯に出るというのは無理だと思いますし。今年のメンバーも、橋本澪良、黒田智暉以外はサッカー部のBチーム、Cチームでした。彼らがこういう舞台でできたのは本当に意味があったと思いますし、彼らも輝いていましたからね。サッカーの舞台ではそれほど目立てなくても、フットサルの舞台では目立っていました。そういうところには、つながるかなと思います。

――今年、GAViCカップがなくなってしまったそうですね。ちょっとスタートが遅れてしまいますよね。
三好 はい。なのでフットサルをまだやっていなくて、例年よりスタートが遅れてしまっています。サッカーもフットサルも、全部、勝っていかなければ、価値が上がっていかないので。

――加藤竜馬選手を引っ張り出すところまでやりたかったですね。
三好 (笑)。出てこなかったですね。また一つ、こうして目標もできたので。なかなか、これだけ良い選手がそろうことはないですし、モチベーションを高くやってくれたので感謝しています。

――今後、フットサルを続ける人はいますか?
三好 大阪成蹊大に5人進みます。彼らはそこでも続けると思いますよ。昨日、卒業式を行っているので、もう今日のメンバーと一緒にやることはないのですが、今回の経験をこれからにつなげていってほしいなと思います。