ベトナム代表は現在、AFFフットサル選手権に向けてタイで強化トレーニングを行っている。この日、若手中心のベトナム代表は、タイポートと練習試合を行い、1-1で引き分けた。
この試合後、取材に応じたミゲル・ロドリゴ監督は約10分間にわたって、ユースオリンピックと、その大会で準優勝という結果を残した日本について話をしてくれた。
以下、ミゲル・ロドリゴ監督のインタビュー(取材=大畑直也)
――今回のユースオリンピックはどのように見ていましたか?
ミゲル オリンピックの種目にフットサルが入ったのは、初めてのことでした。これはもしかしたらフットサルがオリンピックの正式競技になるための最初のステップかもしれません。私は現地に行ったスペインの同僚、LNFS会長であり、FIFAのインストラクターでもあるハビエル・ロサーノらから、フットサルは今回のユースオリンピックで最も人気のある競技だったと聞きました。これは素晴らしいことで、良いニュースです。
IOCにはフットサルを次のユースオリンピックの種目ではなく、オリンピックの種目に加えてほしいと願います。今大会のフットサルの試合には、地元のアルゼンチンの試合だけではなく、その他の国の試合、女子の試合にも、6,500人の観客が観戦に訪れたと聞きました。
――日本の試合は見られましたか?
ミゲル もちろん! 日本ユースチーム、おめでとう! すべての試合を見ましたし、ハイライトも見ました。とてもうれしく、満足しています。世界のフットサルにとって、日本の躍進は新しいニュースです。今では世界中が、U-18女子フットサル日本代表の話をしていますよ。私は今も半分は日本人の心を持っていますから、本当にうれしいことですし、この結果に満足しています。
――印象に残った選手はいましたか?
ミゲル 誰か一人、この選手が良かったと挙げるのは難しいですね。全員がハイレベルなプレーを見せてくれました。1人、良かった選手を挙げろと言われましたが、チームという個が良かったと答えたいと思います。全員が非常にハイレベルな戦いを見せてくれましたし、銀メダルに値する戦いでした。彼女たちは準決勝で私の母国であるスペインを破りましたが、その試合の勝利に、銀メダルに値したと思っています。
――木暮賢一郎監督の指導力は、どう見ていますか?
ミゲル 2009年に木暮と一緒に仕事をしましたが、当時から彼はリーダーでした。彼は選手だったにもかかわらず、彼の考え方、マインドは、ピッチ内はもちろん、ピッチの外に出ても監督のようでした。
よく私たちはフットサルについて話しました。そのときも選手と監督という関係ではなく、まるで同じ監督という立場のように感じていました。その感覚が間違っていなかったと、今の彼の姿を見て感じています。
彼は非常に良い監督であり、良いリーダーであり、この成功と信じられない結果に値する監督です。
――日本の女子フットサルの現在は、ミゲル監督にはどう見えていますか?
ミゲル この銀メダルが成長を速めてくれることを期待します。日本サッカー協会には、フットサルを本当に支えてほしいと思います。女子のフットサルと女子のサッカー、なでしこは、世界で広く広く知られる存在になりました。今や日本は寿司、お寺だけではなく、フットサルとサッカーでも知られています。これは非常に良いニュースです。女子のフットサルにもプロリーグができることを願っています。
――最後に日本へのメッセージをお願いします。
ミゲル スゴク寂シイ。でも日本語を忘れてしまったので、ここからは英語で話をしますね。私は今も自分を日本人のように感じています。私の心の半分は、今も日本人です。あなたたちが私にしてくれたすべてのこと、教えてくれたすべてのこと、私の家族に教えてくれたこと、そのすべてを忘れません。また会えることを楽しみにしています。SNSで、特にツイッターで、あなたたちの温かい気持ちやサポートを感じなかったことはありません。いつもありがとうございます。マタネ!!
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