【日本代表】活動休止を経て、2019年初戦で先発出場したFP仁部屋和弘「素晴らしいところで、プレーができているんだなとあらためて感じた」

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[2.1 親善試合 日本 2-1 タイ バンコクアリーナ]
昨年2月、日本代表はAFCフットサル選手権チャイニーズ・タイペイ2018で準優勝に終わった。その大会が終わり、2018/2019シーズンが始まる前、衝撃的なニュースが発表された。日本代表の主力であり、木暮賢一郎の引退後に10番を背負い続けてきたFP仁部屋和弘の活動休止発表だった。

一時は、このまま表舞台から姿を消すのではないかとも噂された。それでも、仁部屋はシーズン中、首位争いを繰り広げている大分に復帰。活動休止中は「フットサルはもちろん、ほとんど運動もしていない生活」を過ごしていたが、大分の伊藤雅範監督は厳しいトレーニングを課しながらも、早い段階から仁部屋をピッチに送り出し、試合勘を取り戻させていった。

そうした周囲のサポートがなければ、彼がここにいることはなかっただろう。

19年2月1日、日本代表の2019年最初のゲームで、仁部屋は先発出場した。相手GKを脅かすシュートを放ったものの、この試合では得点に絡むことはできなかった。自身のプレーに納得はできていなかった仁部屋だが、「素晴らしいところで、プレーができているんだなとあらためて感じた」と、日の丸を付けて戦う喜びを噛み締めた。

以下、FP仁部屋和弘選手のコメント
――復帰してから状態が上がっているように見えますが、今日の試合はどうでしたか?
仁部屋 最近、日本代表の試合に出場することはできていなかったので、入りは普段よりも緊張感がありましたね。それをうまく周りの選手がサポートというか、助けてくれたことで試合に入ることができましたし、勝つことができて何よりも喜びが大きいです。

――ジャッジングを含め、海外の試合らしい、難しい試合でしたね。
仁部屋 そうですね。海外の国際親善試合はこういうことがよくあるので。その中でも前半に決定機というか、チャンスがたくさんあったので。本当に何本あったんだろう? 10本くらいあったんじゃないかな? というくらいすごくあったので。そこで決め切れば前半で差をつけることもできたと思いますし、ずっと支配できていたと思います。そこを修正していけば、日本代表がより前進できるのではないかと思っています。

――後半は相手も勢いづいてきました。
仁部屋 前半に僕らがやってきたことをケアしつつ、というのは見て取れました。そこで僕たちが攻撃の形の数、攻めるところをもう少し増やしていかないといけないと感じました。次の試合に向けてみんなで話し合いながら修正していかないといけないと思っています。

――アジア選手権予選があり、W杯への道が始まる年です。その1年の最初の試合で、勝ち切ることができたのは評価できますね?
仁部屋 試合内容というよりも、勝つことができて、本当に嬉しかったですね。もうそれだけですね。タイはアジア選手権でも必ず上位に来るチームなので、そこに勝つことが何よりも成し遂げないといけないことです。次の試合も勝って、日本とは差があるなと感じさせたいですね。結果も、試合内容も、求めたいですね。

――ずっと「大分の選手がもっと代表に入れるようにしたい」と言っていました。今回、3選手がいますがどうですか?
仁部屋 嬉しいですね。普段から同じチームで一緒にやっている選手たちと、一緒に試合ができるのは。より多くの選手たちと、同じものを感じながら試合ができたら、また大分にも良い影響が出ると思います。

――チームに還元できる選手が増えるのはいいことですよね。
仁部屋 そうですね。今までは代表で新しいものを得ても、大分で同じ温度で話せる選手がいなかったので、そういう意味でも大きいなと思います。

――第2戦は、どんなプレーを見せたいですか?
仁部屋 まずは勝ちます。そして、個人的には点を取る。僕は点を取らないといけないと思っていますし、そこだけですね。

――前回のW杯予選で負けた時、仁部屋選手は「相手は僕たちを殺す気迫で戦ってきていた」と話していたのが強く記憶に残っています。その戦う気持ちというか、絶対に相手を仕留める気持ち、今日の試合を見ていると、まだ足りないように感じました。
仁部屋 難しいですね。新しい選手もいますし、そのなかでもとにかく勝つこと。勝ち癖をつけていく。どういう状況であっても勝つことを考えてやっていきたいので、まずは今日、一つ勝てたのが大きいと思います。

――昨年、活動停止の次期がありました。そこから戻って、2019年の初戦を再び10番を付けて、しかも先発できたことも、思うことがあるのではありませんか?
仁部屋 いや……やっぱり、色々とくるものがありましたよね。試合が始まる前もそうですし……。泣きそう……ではないけれど、そういう気持ちになりましたね。試合前もそうでしたし、試合に勝った後のなんとも言えない幸せな気持ち、嬉しい気持ちを含めて。素晴らしいところで、プレーができているんだなと、あらためて感じましたね。

――再び代表で勝つ感覚を思い出せた一方、仁部屋選手はまだW杯で勝つ経験をしていません。
仁部屋 うん。そうですね。

――そこで、これまでに感じたことのない喜びも感じたいですね。
仁部屋 また僕がそういう風にチームを勝たせたい気持ちが強いので。前回のW杯予選で負けているぶん。そういう気持ちをもって、みんながやればいいと思いますし、個人的には常に点を取り、チームを勝利に導いていける選手になっていきたいと思います。