インターナショナルマッチウィークが終了し、欧州主要リーグが今週末から再開する。そこで今回は今週末絶対に見逃せないビックマッチ4試合をご紹介したい。
チェルシー vs マンチェスター・ユナイテッド
キックオフ:10月20日20時30分(日本時間)
今季から新監督マウリツィオ・サッリが就任したチェルシーは、開幕8試合で6勝2分の暫定2位と好スタートを切った。好調なチームを牽引しているエデン・アザールだが、レアル・マドリードへの移籍報道が過熱中。クラブへの忠誠心が疑われており、少しでもパフォーマンスが低下すれば、英メディアから強烈な批判に晒されるはずだ。アザールに注目が集まる。
一方のマンチェスター・ユナイテッドは開幕8試合で4勝1分3敗の8位とスタートダッシュに失敗。前節は土壇場でニューカッスルに競り勝ったが、依然として監督解任の可能性が残っている。ジョゼ・モウリーニョは是が非でも古巣チェルシーに勝利し、復調を印象付ける必要がある。
バルセロナ vs セビージャ
キックオフ:10月21日3時45分(日本時間)
ラ・リーガの1位2位直接対決、首位攻防戦となる。2位バルセロナは開幕8試合で4勝3分1敗。第5節ジローナ戦で退場者を出して引き分けると、第6節レガネス戦ではまさかの敗北。第7節アスレティック・ビルバオ、第8節バレンシアには勝ちきれず引き分け。9月後半からリーグ戦4試合勝ちなしと深刻な不振に陥っている。
一方、5勝1分2敗で首位に立つセビージャは上り調子だ。第3節ベティス戦、第4節ヘタフェ戦で2連敗を喫するも、第5節レバンテ戦で6-2の大勝。第6節レアル・マドリード相手に3-0で完封勝利、第7節エイバル戦は3-1、第8節セルタ戦は2-1で勝利。リーグ戦直近4試合で14ゴールと爆発的な得点力を見せている。バルセロナとも壮絶な撃ち合いが期待される。
インテル vs ミラン
キックオフ:10月22日3時30分(日本時間)
インテルは開幕4試合で1勝1分2敗と苦しい序盤戦。しかし、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)開幕節トッテナム戦で、試合終了間際にベシーノがゴールを決めて、劇的勝利を飾ると勢いに乗る。第5節サンプドリア戦、第6節フィオレンティーナ戦、第7節カリアリ戦、CL第2節PSV戦、第8節SPAL戦で勝利。公式戦6連勝中と好調な状態でミラノダービーを迎えた。
一方、ミランは1試合未消化の開幕7試合で3勝3分1敗。唯一の敗戦が開幕節のナポリ戦、第3節から3試合連続引き分けた。しかし、第7節サッスオーロ戦に4-1で大勝すると、UEFAヨーロッパリーグ第2節オリンピアコス戦では3-1の勝利、第8節キエーボ戦も3-1で勝利し公式戦3連勝を達成。新エースのゴンサロ・イグアインが4得点、スソはリーグトップの6アシストと攻撃陣が好調を維持している。
ストラスブール vs モナコ
キックオフ:10月21日3時00分(日本時間)
通常であればビックマッチとは言えないこの試合。しかし、元フランス代表のレジェンドであり、アーセナル、バルセロナなどで活躍したティエリ・アンリが初めてトップクラブで指揮をとる試合ということで、欧州では極めて注目度が高くなっている。
モナコは近年、パリ・サンジェルマンという強力なライバルが存在しながら、レオナルド・ジャルディムの手腕によってタイトルを獲得。キリアン・ムバッペ、バンジャマン・メンディ、ファビーニョといった新たなスターを誕生させてきた。
しかし、今季は降格圏の18位と低迷中。ジャルディムは更迭され、新たにアンリが招聘された。ファビオ・カペッロ、ジョゼップ・グアルディオラ、アーセン・ベンゲルなどの名監督のもとプレーしてきたアンリは、果たしてモナコを救えるのだろうか。注目が集まる。
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