ラ・リーガ セリエA

レアル、Cロナウド不在でも圧倒的な攻撃力誇示しミランから3得点奪う

 レアル・マドリードは日本時間12日未明にホームのエスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウで行われたミランとのフレンドリーマッチで3-1と勝利を手にしている。

 マドリードのロペテギ監督はこの一戦で前線にスペイン代表MFマルコ・アセンシオ、ウェールズ代表FWガレス・ベイル、元フランス代表FWカリム・ベンゼマの3人を先発起用している。一方のミランは新加入のアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが先発メンバーに名を連ねた。

 試合は開始早々の2分、マドリードはスペイン代表DFダニエル・カルバハルがミラン守備陣の右サイドにおける裏のスペースを突きクロスを上げると、ファーサイドから飛び込んできたベンゼマが頭で豪快にネットに突き刺し先制ゴールを挙げる。

 ミランも4分、味方が放ったシュートのセカンドボールをゴールマウスからペナルティエリアからわずか外の左斜め45度の位置でイグアインが拾いそのまま右脚を振り抜くと、これがゴール右隅を揺らしすかさず同点に追いつく。

 その後は互いに決定機を作るものの、イタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマとコスタリカ代表GKケイロル・ナバスのファインセーブにも阻まれ、なかなか得点には至らない。

 しかし前半終了間際の44分、マドリードは左サイドからのCKに味方が合わせきれずファーサイドに流れたこぼれ球をベイルが落ち着いて流し込み、勝ち越しに成功する。

 前半を2-1で折り返したマドリードは後半もミランと互角の戦いを演じる。60分代後半以降はミランがカウンターから決定機を作るものの、ケイロル・ナバスが何度も立ちはだかり同点弾を許さない。76分には去就が不透明と伝えられていたクロアチア代表MFルカ・モドリッチがピッチに入り、スタジアムが歓声に包まれる。

 すると試合終了間際の89分、ペナルティエリア手前のスペースに走りこんできたモドリッチに右サイドからグラウンダーのパスが渡り、同選手がダイレクトでシュートを放つ。これは一度ドンナルンマがセーブしたものの、このセカンドボールをFWボルハ・マジョラル・モラが頭で押し込んだ。

 試合は結局このまま3-1で終了。マドリードが日本時間16日未明に開催されるUEFAスーパーカップ・アトレティコ・マドリード戦に向けて好仕上がりを見せている。