ワールドカップ・ロシア大会ではこれまで約10年に渡ってバロンドール争いを繰り広げてきたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド、そしてアルゼンチン代表FWリオネル・メッシがベスト16で早々に姿を消した。これにより、今年のバロンドールを巡って、海外メディアでは早くもこの2人以外の受賞の可能性が伝えられている。そこで今回はクリスティアーノ・ロナウドやリオネル・メッシも併せて、バロンドール受賞の可能性がある選手を一挙に紹介する。
クリスティアーノ・ロナウド
ポルトガル代表(ベスト16)
所属クラブ:レアル・マドリード
現在ユベントス加入間近に迫っており、キャリアの分岐点に差し掛かっているものとみられるクリスティアーノ・ロナウドは、W杯初戦でスペイン相手にハットトリックを成し遂げるなどファンに衝撃を与えたものの、ベスト16のウルグアイ戦ではゴールネットを揺らすことができずに敗戦。マドリードのCL3連覇の立役者ではあるものの、ロシアW杯での結果がどのような影響を与えるのだろうか。
リオネル・メッシ
アルゼンチン代表(ベスト16)
所属クラブ:バルセロナ
ここ10年間に渡り常にクリスティアーノ・ロナウドと比較対象にされていたメッシは、グループステージ2戦を終えて勝ち点1しか掴んでおらずグループステージ敗退の危機にあったアルゼンチンをナイジェリア戦における自らのゴールで決勝トーナメント進出に導いた。しかしベスト16・フランス戦では壮絶な打ち合いに屈し敗退を喫している。バルセロナで国内2冠を達成しているとはいえ、今年度のバロンドール受賞に暗雲が立ち込めているかもしれない。
キリアン・ムバッペ
フランス代表(ベスト4入り)
所属クラブ:パリ・サンジェルマン
わずか19歳にしてフランス代表の「10」番を背負うなど周囲から大きな期待をかけられているムバッペは、アルゼンチン戦で2ゴールを決めベスト8進出に導くなどロシアの地でも試合の行方を決定づけるパフォーマンスを披露。10代でのバロンドール受賞はまだ早すぎるという声も上がっているかもしれないが、受賞に値するだけのクオリティを兼ね備えていることは間違いない。
アントワーヌ・グリーズマン
フランス代表(ベスト4入り)
所属クラブ:アトレティコ・マドリード
キリアン・ムバッペと同じくフランス代表のストライカーとして活躍しているグリーズマンは、準々決勝のウルグアイ戦での2ゴール全てに絡む(うち1得点)など、ワールドクラスの点取り屋としての地位を確立している。アトレティコ・マドリードではヨーロッパリーグ制覇に導いた主役であるだけに、ワールドカップを含めてタイトル獲得への夢が大きく膨らむことだろう。
ケビン・デ・ブライネ
ベルギー代表(ベスト4入り)
所属クラブ:マンチェスター・シティ
中盤センターの舵取り役としてベルギー代表をベスト4へと導いたデ・ブライネは、ベスト16における日本代表との一戦でも後半終了間際に自陣からのロングカウンターの起点となり、勝ち越しゴールへとつなげている。マンチェスター・シティではジョゼップ・グアルディオラ監督から全幅の信頼を置かれる形でリーグ戦36試合に先発出場するなどプレミア制覇の立役者となっている。
エデン・アザール
ベルギー代表(ベスト4入り)
所属クラブ:チェルシー
デ・ブライネと同様に得意のドリブルで対戦相手のゴールに脅威を与え、ベルギー代表をベスト4に導いたアザールは、ここまで4試合で先発フル出場を果たし2ゴール2アシストと好調を維持している。ただ昨季はチェルシーで今季のチャンピオンズリーグ出場権を取り逃しているだけにワールドカップ優勝を果たして初めてバロンドール受賞候補として名前が挙がるのではないのだろうか。
ハリー・ケイン
イングランド代表(ベスト4入り)
所属クラブ:トッテナム・ホットスパー
幼少期からトッテナム一筋のケインは若返りが行われたイングランド代表のキャプテンを任せられると、ロシアW杯ではここまで6ゴールとゴールデンブーツ(W杯得点王)争いで首位を走っている。また昨季はプレミアリーグで得点王とはならなかったものの、自身初となる30ゴールを記録しており、今季も更なる飛躍が期待されている。
ルカ・モドリッチ
クロアチア代表(ベスト4入り)
所属クラブ:レアル・マドリード
クリスティアーノ・ロナウド、リオネル・メッシ以外の選手で一番バロンドール受賞の可能性が高いと伝えられているのが、ロシアW杯で鮮烈なパフォーマンスを披露し続けているモドリッチだ。もちろんマドリードではロナウドとともにCL3連覇を成し遂げているが、今大会でクロアチアの史上初となる優勝を果たすとさらに周囲からの評価を高めることとなるだろう。
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