
著者:チアゴ・ボンテンポ(翻訳者:土屋一平)
西野ジャパンの歴史的勝利を支えた香川真司
日本サッカー界にとって歴史的な日になった。アジアの代表国がワールドカップで初めて南米の代表国に勝ったのだ。日本はもっとも力の拮抗したグループに入ったが、日本はコロンビア、ポーランド、セネガルよりも力の劣る4番手と観られていた。日本の初戦は2014年に1-4の大敗を喫したあのコロンビアだった。しかし重要なのは結果だ。「勝利の笑みを君と」が流れる試合後のスタジアムに表示されたスコアはコロンビア1、日本2だった。今大会で最大のサプライズのひとつであり、この結果はサポーターやメディアの前評判を覆すものだ。
第一に、香川真司の素晴らしいパフォーマンスについて強調しなければいけばいけない。私たちの10番は日の丸を背負って戦う際、フラストレーションの溜まるプレーに終始していた。信じるかどうかは別として、彼は2013年から代表チームで満足のいくパフォーマンスを披露していない。そんな香川はこの試合でついに、すべてのファンが期待するような、エースとして試合を決める活躍を見せた。1得点目につながった大迫の突破の場面で、彼をフリーにしたのは香川だった。そしてこぼれ球に反応してカルロス・サンチェスのハンドを誘い、退場に追い込んだのも香川だった。中央への低いPKはリスキーだったが、オスピナを反対側に飛ばせる冷静さを保っていたし、最も重要なことはしっかりとゴールを決めることだった。また彼はカウンターを仕掛け、多くのチャンスを創り出した。とにかく彼は10番に相応しい仕事をした。間違いなくマン・オブ・ザ・マッチに相応しい活躍だった。
香川は精神的な部分で、重要な試合で存在感が薄まると批判されてきた。バヒド・ハリルホジッチ監督が彼を代表に招集しなかった時、その批判は的を射ていた。彼にはキャリア前半に見せた輝きを取り戻す何かが必要だった。29歳になり、この大会は最高の状態で臨める最後のW杯だと言える。つまり、将来三浦知良や中田英寿、中村俊輔といったレジェンドたちと比べられるような、日本代表の歴史に名を刻む最後のチャンスだとも言えるのだ。
彼はリーグ戦で負った怪我からの復帰し、先発したのは最後の親善試合となったパラグアイ戦のみだった。しかしこの試合で香川は1ゴール2アシストの活躍を見せ、本田圭佑を押しのけて先発の座をつかんだ。2008年~2010年まで共にプレーした乾貴士との連携もよく、2人はロシアにおける日本の希望となった。
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