アトレティコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンはもしかしたらバルセロナ移籍へ気持ちが傾いているかもしれない。23日、スペイン紙『マルカ』がこれを伝えている。
グリーズマンの去就を巡っては、昨秋にバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長と同選手の代理人が水面下で交渉を行っていたことが判明。これに対してアトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEO(最高経営責任者)が不快感を露わにするなど、アトレティコとバルセロナが火花を散らしている最中、同選手は先週にクラブに対して残留の意思を伝えていた。
しかしグリーズマンは日本時間20日深夜に本拠地・ワンダ・メトロポリターノで行われたラ・リーガ最終節・エイバル戦後に一部のサポーターから痛烈なブーイングを受け涙を流したことにより、残留の意思が揺らいでいるものとみられる。またクラブを率いるディエゴ・シメオネ監督も60000人のうち約50人と少数ながらもブーイングが見られたことを気にしていたようだ。
なおグリーズマンとアトレティコの契約には1億ユーロ(約131億円)の契約解除条項が設けられており、バルセロナはこの契約解除金全額を支払う構えを見せているようだ。多くのチームメイトやクラブ関係者がグリーズマンの残留へ必死の説得に当たっている中、果たして同選手は最終的にどのような結論を出すのだろうか。
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