ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

メッシ、アトレティコのグリーズマンとの“共演”目指し勧誘か

 バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシはアトレティコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンを勧誘しているようだ。21日、スペイン紙『アス』がこれを報じている。

 グリーズマンの去就を巡っては、かねてバルセロナが複数のメガクラブによる獲得レースの先頭に立っていると伝えられており、昨秋にバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長と同選手の代理人が水面下で交渉を行っていたことが判明。これに対してアトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEO(最高経営責任者)が不快感を露わにするなど、グリーズマンの周囲は騒がしくなっている。

 そんな中、新たにメッシがグリーズマンとの“共演”を熱望しているようだ。同選手はグリーズマンの能力を以前から高く評価しており、前線のタレントが多く在籍する中でも必要な存在であることをメッセージとして伝えたものとみられている。さらにバルセロナはグリーズマン獲得と引き換えにフランス代表FWウスマン・デンベレを1年レンタルでアトレティコに放出することを検討しているようだ。

 なおアトレティコはグリーズマンに対し、バルセロナのオファーよりも高額な年俸を伴い、かつ現在と変わらず1億ユーロ(約131億円)の契約解除条項が付帯されている2023年までの新契約を提示しているが、同選手は未だ態度を明らかにしていない模様。そしてフランス紙『レキップ』が報じるところによると、アトレティコはシーズン終了後から7月1日までの期間は契約解除金を2億ユーロ(約262億円)に設定する構えを見せているようだ。

 グリーズマンを巡って、スペイン国内の2クラブにより水面下での駆け引きが繰り広げられているが、果たしてどのような決着を迎えることになるのだろうか。