ラ・リーガ アトレティコ・マドリード

アトレティコ、グリーズマンの後釜にレスター岡崎慎司の“相棒”か

 アトレティコ・マドリードはどうやらレスター・シティのジェイミー・バーディを狙っているかもしれない。20日、イギリス紙『ミラー』が報じている。

 アトレティコは現在フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの去就に関して大きな悩みを抱えている。多くのメガクラブが同選手の獲得を狙う中、昨秋から代理人と交渉を進めるなど具体的な動きを見せているバルセロナが獲得に大きく近づいていると伝えられており、先日にはバルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長の代理人との交渉を認める発言を行ったことに対し、アトレティコのミゲル・アンヘル・ヒル・マリンCEO(最高経営責任者)がクラブ公式サイトを通じて怒りの声明を出すなど、グリーズマンを取り巻く状況は混沌としているものとみられる。

 一方、アトレティコ率いるディエゴ・シメオネ監督はこのグリーズマンに代わるストライカーとして、かねて能力を高く評価しているレスターのバーディをリストアップしている模様。同選手は今季、公式戦42試合に出場し23ゴールを叩き出すなど、プレミアリーグ優勝を果たした2015/16シーズンに引けを取らないパフォーマンスを披露している。

 また現在31歳のバーディはクラブとの契約を2020年まで残しており契約満了時には33歳になることから、今夏の移籍市場がチャンピオンズリーグ(CL)の舞台に立つためのラストチャンスであるとの見方があるようだ。なおレスターは同選手放出時に移籍金2000万ユーロ(約26億円)を要求するものとみられる。

 今季ヨーロッパリーグを優勝したにも関わらず、依然としてグリーズマンの去就問題に揺れているアトレティコであるが、同選手の代役候補の名前が紙面上を賑わせている。果たしてアトレティコはグリーズマンに代わる存在として誰を連れてくるのだろうか。