ワールドカップ 代表チーム

最終メンバー当落線上?日本代表候補者を3つのポイントで分析:久保裕也編

30日に行われるキリンチャレンジカップ、ガーナ代表戦に臨む27人のメンバーが発表された。このガーナ戦を経てワールドカップに臨む23人の選手が31日に発表予定となっている。そこで、その当落線上にいそうな選手をピックアップし、最終メンバー入りを果たすかそれとも外れるのか、3つのポイントから分析していく。第1回の今日はベルギーで活躍する久保裕也をピックアップ。

クラブでのパフォーマンス

ベルギーのヘントでプレーする久保は、今シーズンレギュラーシーズンとプレーオフを合わせて37試合に出場し、11ゴール2アシストを記録。チーム得点王に輝いた。2トップの一角もしくはトップ下としてプレーすることが多く、その他には日本代表でのプレーと同じように右ウィングでの起用が目立った。

日本代表でのライバル

バヒド・ハリルホジッチ前監督時代から察するに右ウィングでのプレーが求められそうだ。そうなると、彼がポジションを争うことになるは浅野拓磨、宇佐美貴史、そして本田圭佑になるだろう。

それぞれキャラクターが違う3選手だが、今回の選考で重要視されたと思われる、所属クラブでの出場機会と複数のタスクとポジションをこなせる能力の観点から見れば、この中では本田と久保に分がありそうだ。前述したとおり、久保は30試合以上に出場しそのほとんどで先発を務めている。さらに今シーズンは、少なくとも4つのポジションで異なるタスクをこなした。

起用法

前述したとおり、基本的には右サイドでの起用になるだろう。しかし、西野監督に交代したことから、2トップというプランも考えられ、そうなると久保は中央で大迫勇也や岡崎慎司とコンビを組むことも考えられる。またそれと同時に本田を右サイドで起用すれば、時間帯や相手の状況によって柔軟にポジションチェンジを行いながら、より補完性の高いユニットを形成できるはずだ。

最終メンバー入りの可能性は?

ガーナ戦に向けたメンバー発表の会見で、ベルギーリーグのプレーオフを戦っているために招集を見送った旨を述べたうえで「追加招集もあり得る」と西野監督が語ったように、今シーズン所属クラブでしっかりと結果を出し、ハリルホジッチ監督時代も重用されていた久保は、順当にメンバー入りするはずだ。先に述べた所属クラブでの活躍も、複数のタスクとポジションをこなせる選手であるため、その確率はかなり高いと考えるのが自然だろう。


久保裕也は最終メンバーに選ばれる?

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