約1ヶ月後に迫ったロシアワールドカップ(W杯)。20回行われてきたこれまでのW杯の歴史の中で、優勝を経験したことがあるのはわずかに8ヶ国と、厳しい戦いが待っている。今回はそんな厳しい戦いを勝ち抜き優勝を果たした国々をランキング形式でご紹介する。優勝回数が同じ場合は、直近の優勝が近い国を上の順位とする。
8位:イングランド
優勝回数:1
優勝年:1966
サッカーの母国イングランドだが、意外にも優勝は1回のみ。それも50年以上前になる。他の列強国と比べ戦力的には劣るが、彼らの戦う精神は2回目の優勝を手繰り寄せる可能性を秘めているだろう。
7位:フランス
優勝回数:1
優勝年:1998
自国開催のW杯をジダンやプティなど豊富な才能を擁して制覇したフランス代表。しかし、それ以降20年に渡り優勝から遠ざかっている。現在、世界屈指のMF陣を誇るフランス代表。彼らの生み出すダイナミズムは、フランス2度目の優勝に導くに十分だろう。
6位:スペイン
優勝回数:1
優勝年:2010
完成度の高いサッカーで「無敵艦隊」と呼ばれ、2010年に世界を制したスペイン代表。意外にも彼らにとって初めてのW杯制覇だった。課題だったFW陣にイアゴ・アスパスなど新たな才能が台頭。2度目のW杯制覇に抜かりはない。
5位:ウルグアイ
優勝回数:2
優勝年:1930、1950
自国開催の世界初のW杯を制覇したウルグアイだが、2度目の優勝に20年の歳月を費やした。そして、それからは70年近く優勝から遠ざかっている。ロシアW杯はルイス・スアレス、エディンソン・カバーニ、ディエゴ・ゴディンといった選手たちがトップフォームで迎えることのできる最後のW杯だろう。この大会にかける想いは強いはずだ。
4位:アルゼンチン
優勝回数:2
優勝年:1978、1986
世界最高の選手を有するアルゼンチン代表だが、最後の優勝は20年以上前。2014年には決勝まで進むものの、ドイツの前に敗れた。リオネル・メッシはW杯のタイトルを獲得できるだろうか?年齢的に今大会が最後のチャンスになる可能性は高い。
3位:イタリア
優勝回数:4
優勝年:1934、1938、1982、2006
残念ながらロシアW杯で姿を見ることができないイタリアだが、これまでに2大会連続優勝を含む4回の優勝と、サッカー強豪国として申し分ない成績を残している。現在は再建に向けて歩みだした。新監督にはロベルト・マンチーニ氏が有力とされている。
2位:ドイツ
優勝回数:4
優勝年:1954、1974、1990、2014
現在世界でも屈指の選手層を有するドイツ。前回大会の王者だ。しかし、2014年の優勝までに20年以上を費やした。その間ドイツは育成システムの抜本的な改革に着手。草の根レベルでの努力が実を結び、多くの才能を発掘してきた。優勝候補本命の1ヶ国だろう。
1位:ブラジル
優勝回数:5
優勝年:1958、1962、1970、1994、2002
サッカー王国ブラジルが5回の優勝でランキングの1位に君臨している。2002年大会では豊富な戦力でドイツを2-0撃破。世界最強の名を欲しいままにした。しかし、以降は15年以上優勝から遠ざかっている。しかし、課題だったCFにもロベルト・フィルミーノやガブリエル・ジェズスなど戦力が台頭。6回目の優勝に向け死角はない。
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