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ガラタサライ長友佑都、フル出場で勝利に貢献しリーグ優勝へ一歩前進

 ガラタサライの日本代表DF長友佑都は日本時間6日深夜に行われたスュペル・リグ(トルコ1部)第32節・アクヒサル戦で先発フル出場を果たし、勝利に大きく貢献した。

 前節のフェネルバフチェとの直接対決に続き、敵地でのアクヒサル戦でも左サイドバックで長友を先発起用したガラタサライは序盤から優位に試合を進めると15分、右サイドからのグラウンダークロスにボックス内でFWガリー・メンデス・ロドリゲスが右脚で合わせ先制ゴールをあげると、直後の18分にはカウンターの局面でロドリゲスが右サイドから自らドリブルで仕掛けると、最後はアクヒサルGKの逆を突くシュートでゴール右隅を揺らしている。

 20分までに早くも2点先行したガラタサライは前半途中にPKを献上するものの、アクヒサルのトルコ代表MFソネル・アイドードゥが大きく外し難を逃れる一幕も。また再三アクヒサルゴールに迫るものの、追加点を奪うことはできず、2-0で後半へ折り返す。

 その後半の立ち上がり、50分にガラタサライ自陣右サイドからのクロスの処理を誤りオウンゴールを献上、リードが1点に縮まる。しかしその後はガラタサライが猛攻を仕掛け、アクヒサルを押し込んだこともあり、主導権を握る。終了間際にはアクヒサルにカウンターを許す場面があったものの、長友の素早いカバーリングでシュートを許さず、試合はそのまま2-1で終了している。

 なお首位のガラタサライは今節終了時点で勝ち点を69まで積み上げているものの、2位フェネルバフチェと3位イスタンブールBBSKの勝ち点差は3であり、リーグ戦2試合を残しても優勝争いが混沌とした状況であることに変わりはない。また試合後、長友は「勝利! 残り2試合! チャンピオンになって日本へ帰る!」と自身のSNSを通じてコメント。海外でのキャリア初となるリーグ優勝へ向けて再び気持ちを引き締めているようだ。