直近5シーズン連続で主要タイトルに見放され、もがき苦しむビッグクラブ10選

アーセン・ベンゲル監督の最後のシーズンを優勝で飾れなかったアーセナル。強豪ながらメジャータイトルから見放される時代が続いている。そこで今回は今シーズンを含めて過去5シーズンメジャーなタイトルから見放されている各国の強豪クラブを紹介する。

アーセナル

最後に獲得したマイナータイトル：FAカップ2016/17
最後に獲得したメジャータイトル：プレミアリーグ2003/04
リーグチャンピオン：13回
CL、EL：ともに0回

ハイバリーからエミレーツに本拠地を移し、ライバルクラブのオーナーに億万長者がついてから、アーセナルの衰退は始まった。2009年にはCL決勝に進出したが、それ以降の6シーズンはいずれもベスト16で敗退。

ミラン

最後に獲得したマイナータイトル：スーペルコパ2016
最後に獲得したメジャータイトル：セリエA2010/2011
リーグチャンピオン：18回
CL、EL：7回、0回

財政面で苦労し、フィナンシャル・フェアプレーに対応できていない。シルビオ・ベルルスコーニとアドリアーノ・ガッリアーニは、チームの若返りに失敗。監督人事でも失敗を重ねた。

ボルシア・ドルトムント

最後に獲得したマイナータイトル：ポカール2016/17
最後に獲得したメジャータイトル：ブンデスリーガ2011/12
リーグチャンピオン：18回
CL、EL：1回、0回

クロップの最後のシーズンから近年のスランプがスタート。ロベルト・レバンドフスキを失い、トーマス・トゥヘルが監督をを務めてから、復調したものの、テロ事件をきっかけに再び調子を崩した。

リバプール

最後に獲得したマイナータイトル：なし
最後に獲得したメジャータイトル：CL2004/05
リーグチャンピオン：18回
CL、EL：5回、3回

1989/90シーズンから後退が始まり、2001年のUEFAカップと2005年のCLを獲得したにもかかわらず、国内リーグでは約30年近く優勝していない。しかし今シーズンのCLに優勝すれば、その不名誉にピリオドを打てる。

オリンピック・リヨン

最後に獲得したマイナータイトル：なし
最後に獲得したメジャータイトル：リーグ・アン2007/08
リーグチャンピオン：7回
CL、EL：ともになし

リヨンのケースは少し奇妙だ。最後に優勝してから約10年がたっており、クラブが衰退していることは間違いない。さらに彼らが達成した7連覇以外で優勝したことは一度もないのだ。

ポルト

最後に獲得したマイナータイトル：スーパーカップ2013
最後に獲得したメジャータイトル：リーグ2012/13
リーグチャンピオン：27回
CL、EL：2回、2回

モウリーニョに率いられて黄金時代を迎えたポルト。しかし2013/14シーズンからタイトルに見放され、欧州の大会での印象的な敗戦も目立った。しかし今シーズン、それに終止符を打てるかもしれない。

インテル

最後に獲得したマイナータイトル：なし
最後に獲得したメジャータイトル：三冠2009/10
リーグチャンピオン：18
CL、EL：3回、3回

三冠後に若返りに失敗し、CL出場権を獲得できずにいる。それが収入面に大打撃を与え、フィナンシャル・フェアプレーへの対応に苦しんでいる。

パナシナイコス

最後に獲得したマイナータイトル：ギリシャカップ2013/14
最後に獲得したメジャータイトル：リーグ2009/10
リーグチャンピオン：20回
CL、EL：ともに0回

後退は2011年から始まった。資金繰りに苦しみ、主力選手を相次いで放出せざるを得ない状況に。2013/14シーズンに獲得した国内カップ戦のタイトルが最後になっている。

バレンシア

最後に獲得したマイナータイトル：なし
最後に獲得したメジャータイトル：UEFAカップ 2003/04
リーグチャンピオン：6回
CL、EL：0回、1回

90年代後半から2000年第初めに、成功を収めたバレンシアは徐々に落ちぶれていった。これは財政上の問題により引き起こされた。2008/09シーズンには4億ユーロ（約521億円）の負債を抱え、ダビド・ビジャ、フアン・マタ、ダビド・シルバ、ジョルディ・アルバっといったスターたちを、次々放出せざるを得なくなる。