
プレミアリーグのリバプールが、今2025/26シーズンに選手起用の難題に直面しているようだ。主力選手数名の負傷離脱により、クラブのアルネ・スロット監督の采配は厳しさを増している。
そんなチーム状況の中、日本サッカー協会の発表によれば、リバプールに所属する日本代表の主将MF遠藤航が負傷を理由に10月のキリンチャレンジカップ、10月10日パラグアイ戦および14日のブラジル戦の日本代表メンバーから外れた。JFAのウェブサイトには「遠藤航(リバプール/イングランド)負傷のため不参加」と記載されており、両試合への帯同は行われないことが発表された。
この件について、UKメディア『Empire of the Kop』は遠藤の負傷がリバプールに及ぼす影響を分析し、以下のように報じている。
「リバプールは経験豊富な選手を欠くことでチームのリズムが乱れることをすでに経験しているが、背番号3の遠藤は今シーズンの主力ではなく、離脱による影響は限定的と見られる。昨2024/25シーズンには中盤の底で守備的な規律を支える重要な役割を果たしたが、今シーズンは同様の立場にはない」
同メディアはまた、リバプールがGKアリソン・ベッカーとDFイブラヒマ・コナテの負傷に加え、DFジオバンニ・レオーニが前十字靭帯断裂により長期離脱中であることも取り上げた。
これに加え、遠藤の離脱がスロット監督の選択肢を一層狭め、チーム全体のローテーション維持が課題となっているのは間違いなさそうだ 。
遠藤は5日のチェルシー戦(1-2)で終盤の5分間のみ出場しており、その際に負傷の兆候は確認されなかった。クラブからは現時点で遠藤の状態に関する公式声明は出されていないが、日本代表から外れた事実は、インターナショナルブレイク中に休養を要するほどのダメージである可能性を示唆している。
また同メディアは最後に、スロット監督がMFライアン・フラーフェンベルフのローテーション時に遠藤を中盤の底で再び起用できるよう、軽傷であることを望んでいるとも報じている。
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