浦和レッズは8月24日開催の明治安田J1リーグ第28節で、川崎フロンターレと対戦。試合会場の埼玉スタジアムは断続的な豪雨に見舞われ、前半終了時点で試合中止となった。熱帯化や雷雨等により、リーグ戦のホームゲーム4試合つづけて試合の進行に影響が出ただけに、ネット上ではJリーグ秋春制移行後の「8月開幕」が議論の対象となっている。
浦和のホームゲームでは、ゲリラ豪雨の影響で7月6日の湘南ベルマーレ戦で前半キックオフ時刻が30分遅れたほか、21日の北海道コンサドーレ札幌戦では後半キックオフ時刻が30分後倒しに。8月7日に予定されていた柏レイソル戦は試合中止となり、10月23日の代替開催が決まっている。
そして川崎戦でもキックオフ前から雷雨に見舞われ、スタジアム外周でのイベントが中止に。予定通り19時に試合開始も、キックオフ直後から再び雨が強まり、ピッチコンディションは悪化。選手の怪我を心配する声も挙がるなか、一度は後半キックオフ時刻を20分遅らせると発表も、直後に試合中止が正式決定した。
この試合中止をうけて、ネット上では「しょうがない」「選手の怪我防止という観点から、中止は妥当」といったコメントが。異常気象の影響や、両クラブの過密日程を心配する声も挙がっている。
そんななか、一部ではJリーグ秋春制移行に関する議論が白熱。2025年シーズン終了後に0.5シーズンの特別大会を設けた上で、2026年夏に秋春制へ移行することがすでに決定しているが、ゲリラ豪雨の影響を立て続けに受けているだけに「秋春制移行でも8月開幕だから意味ない」「こんなに雷で試合中止が頻発してるのに8月開幕にするの?」「ゲリラ豪雨は秋春制の8月開幕に向けて思わぬネックとなりそう…」といった否定的な意見が。気候変動の影響が顕著であるだけに「日本で7,8月に試合をすること自体がもう厳しいんじゃないかな」と、夏場の完全オフを求めるコメントも見受けられる。
夏場の公式戦開催については、元日本代表DF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)が2023年、内田篤人氏と秋春制移行に関して議論するなかで「この暑さで試合をするのは、もはや生命の危機を感じる。無理。サッカー面で言うと、パフォーマンスがとか強度がとか言うけど、シンプルに危ない。これは雪とか以前の問題」と主張していた。
また浦和所属DF宇賀神友弥は、欧州クラブによる日本ツアー開催期間中の7月28日にXを更新。ニューカッスル・ユナイテッド戦を前に「練習終わったけどさ、、、 この暑さでサッカーってしていいの?」「この暑さは室内トレーニングしかないでしょ」などと、酷暑下のプレーに本音を漏らしている。
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