サッカー日本代表「森保ジャパン」のFW古橋亨梧(セルティック)は、日本時間12日夜に行われた国際親善試合トルコ戦でフル出場。決定機を逃すなどアピールに失敗しただけに、代表OBの田中マルクス闘莉王氏は同選手に厳しいメッセージを送っている。
カタールW杯日本代表メンバー落選組の古橋は、今年6月に9カ月ぶりとなる代表復帰を果たすと、エルサルバドル戦で1ゴール。今月の欧州遠征ではドイツ戦で出番がなかった一方、トルコ戦では前線1トップでフル出場。前半20分にMF久保建英(レアル・ソシエダ)のパスから抜け出したものの、相手ゴールキーパーとの1対1で決めきれなかったほか、後半にもFW前田大然(セルティック)のクロスから放ったシュートがポストを直撃。チームが4ゴールを奪って勝利した傍ら、ノーゴールという結果に悔しさを滲ませていた。
闘莉王氏はトルコ戦翌日に自身のYouTubeチャンネルを更新。トルコ戦出場選手のパフォーマンスを採点する中、話題は古橋の決定力に。セルティック戦と違い、代表戦でゴールを決められない理由を聞かれると、以下のように私見を述べている。
「正直なところ、(古橋は)“押し込まれた人間”である。『結果出さなきゃいけない』となって、普段できることができなくなっている。『なぜ俺日本代表で点取れないんだ』と、本人は多分思っている。セルティックだったら間違いなく3点ぐらい取れている。でも“押し込まれた人間”なので、プレッシャーが敵になっている」
「他の選手よりも結果を出さないといけない状況。結果を出さないといけない選手っていうのは、少し空回りしているのかなと見える。まだ期待したいし、やっぱり動きの質とかクロスへ飛び込むタイミングで、いまだに他の選手よりも上。2,3点取ると、爆発的な要素を出せるかもしれない」
メンタル面の問題を指摘した上で、今後の活躍を期待している闘莉王氏。ただ一方で「僕らも我慢しているんけど、森保監督も我慢しているはず。でも我慢には限界がある。僕らは上の上を目指しているから、そういったことも含めて結果出さないと置いていかれる」と、厳しいコメントも残した。
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