元FC東京・中島翔哉がトルコ1部退団「未払金含めて1.2億円放棄」

　かつてFC東京でプレーしていた元日本代表MF中島翔哉が今月4日、トルコ1部アンタルヤスポルを退団。未払金の受け取りを放棄したことも明らかになっている。

　中島は2021/22シーズンにポルトガル1部ポルトからのレンタル移籍により、ポルティモネンセでプレー。主力選手として活躍したが、シーズン終了後にレンタル移籍期間満了によりポルティモネンセを退団すると、昨年9月にポルトと契約解除した上でアンタルヤスポルと2年契約。しかし2022/23シーズンのトルコ1部リーグ戦でわずか5試合の先発出場に終わった。

　アンタルヤスポルは3日、中島と契約解除で合意に達したと発表。クラブ公式サイトでは「中島は会長と会談した結果、2022/23シーズンの未払金13万ユーロ（約2000万円）と2023/24シーズンの契約金63万ユーロ（約1億円）を放棄した」と記されている。

　中島の去就については、トルコメディア『スター』が先月はじめにポルトガル1部ポルティモネンセ復帰の可能性を報じている。

　ただポルトガル紙『ア・ボーラ』の報道によると、ポルティモネンセのロディネイ・サンパイオ会長は「我々の価値観とはかけ離れたものである。だからこそ、中島の再獲得は不可能だと考えている。現実は違うのに、期待を持たせることに意味はない」と、獲得の可能性を否定している。