4月8日~9日にかけて行われた、2023明治安田生命J1リーグの第7節。ここまで未勝利だった3クラブのうち、ガンバ大阪と柏レイソルの2クラブが接戦を制してようやく勝利を手にする中、残る横浜FCは王者横浜F・マリノスとの横浜ダービーに大敗。下位に沈むクラブも明暗の分かれた結果となった。
ここでは、そんなJ1第7節で活躍した選手たちをベストイレブン形式でまとめていく。
GK:小島亨介(アルビレックス新潟)
好調ヴィッセル神戸を相手に引き分けた、第7節のアルビレックス新潟(0-0)。勝ち星を挙げることはできなかったが、勝ち点「1」を積み上げられたのはGK小島亨介の活躍によるところが大きい。前節2ゴールと波に乗るFW汰木康也の狙いすましたシュートや、FW武藤嘉紀との1対1など危険なシーンでスーパーセーブを連発。首位を相手に貴重な勝ち点を得る結果を生む活躍を見せた。
DF:山根陸(横浜F・マリノス)
本職であるボランチではなく、第7節は右サイドバックとして出場した横浜F・マリノスのDF山根陸。1列前に位置するMF水沼宏太との連携も良好で、安定したビルドアップと攻撃参加により、守備だけでなくチャンスメイクでも大きく貢献した(対横浜FC5-0)。前半にネットを揺らしたシーンは残念ながら幻のゴールとなってしまったが、残りのシーズンもその起用法含めて注目の若手選手だ。
DF:奈良竜樹(アビスパ福岡)
先制を許しながら、終盤に逆転に成功し勝利を収めたアビスパ福岡(対京都サンガ2-1)。高さのある京都攻撃陣の前に、1点は許したものの壁となり立ちはだかり続けたのがDF奈良竜樹だ。試合を通してヘディングの強さが目立ち、またキャプテンとしてディフェンスリーダーとして見せたチームを鼓舞する姿は、今後まだまだ長いシーズンを戦う上でも必要不可欠なものと言えよう。
DF:小田逸稀(アビスパ福岡)
Jリーグでの豊富な経験値と高い得点力を誇る京都サンガのFWパトリックを相手に、自由な空中戦を許さなかったアビスパ福岡のDF小田逸稀。173cmとは思えない高さと強さで弾き返し続けたことは、終盤に逆転を果たすための布石となっていたと言えよう。また、終盤には機を見た攻撃参加でも力を発揮。攻守両面で躍動し勝利に貢献した(対京都サンガFC2-1)。
MF:福森晃斗(北海道コンサドーレ札幌)
前節に引き続き打ち合いとなった北海道コンサドーレ札幌(対セレッソ大阪3-2)。しかし、今第7節は打ち勝ち今季リーグ戦2勝目を挙げた。そんな激しい試合展開の中、高精度のフィードでゲームを作ったのがMF福森晃斗だ。相手の背後や反対サイドへピンポイントのボールを供給し続け、セットプレーではアシストも記録。持ち味を存分に発揮して勝利に大きく貢献した。
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