日本サッカー協会(JFA)は15日、今月下旬のキリンチャレンジカップ2試合に臨む日本代表のメンバーを公式発表。欧州で正守護神を務めているゴールキーパーでGKシュミット・ダニエル(STVV)が選出された一方、GK中村航輔(ポルティモネンセ)が選外となったことに疑問が沸き起こっている。
日本代表のゴールキーパーでは、カタールW杯に出場したGK川島永嗣(ストラスブール)が代表引退。GK権田修一(清水エスパルス)がJ2リーグでプレーしているだけに、ポルティモネンセで正守護神を務めている中村航輔の選出が望ましいとの声が上がっていた。
しかし今月の日本代表活動では、東京五輪世代のGK谷晃生(ガンバ大阪)とGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)がメンバーに復帰。中村航輔はメンバーリストに名を連ねなかった。
この中村航輔の選外には、「納得いかない」、「なぜ結果を残しているのに呼ばれないのか」、「中村航輔をもう一度代表で見たかった…」、「森保一監督の選考基準はどうなっているんだ!」といった批判や落胆の声が噴出。
ポルトガル1部リーグで好セーブを連発し、ポルトガルメディア『ゴールポイント』のポルトガル1部リーグ1試合当たりの平均評価点で国内トップであるだけに「ポルトガル1部リーグで平均採点1位の選手が呼ばれないのかよ」、「これから日本代表の正GKになれるスタッツをポルトガルで出しているのに…」といった声も多く上がっている。
ただ一方で、ポルティモネンセはリーグ戦24試合を終えて2部入れ替え戦圏内の16位マリティモから10ポイント差の14位。森保一監督は所属クラブが残留争いに巻き込まれている場合に招集しない可能性があることを示唆していた。
それだけに「残留争いが理由で呼ばれなかったのか?」、「ポルティモネンセが招集拒否したのかな」、「スタメンで出ているからクラブ優先なのかな」といった声もある。
中村航輔は昨年9月4日のファマリカン戦以降、リーグ戦全試合でフル出場。今年1月6日に行われたポルトガル1部リーグ・ベンフィカ戦でセーブ数「11」と、2022/23シーズンのポルトガル1部リーグにおける1試合あたりの最多記録を打ち立てたほか、先月はリーグ戦4試合で3失点と再び調子を上げていた。
なお日本代表は今月24日に国立競技場(東京)でウルグアイ代表と対戦。28日にはヨドコウ桜スタジアム(大阪)でコロンビア代表と激突する。
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