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アーセナル冨安健洋がプロ意識語る「つねに準備を…」ポジション争いで持論

冨安健洋 写真:Getty Images

 プレミアリーグ(イングランド1部)アーセナル所属のカタールW杯日本代表DF冨安健洋が、スタメンでの出場機会に恵まれていない現状に対する心境を告白。ビッグクラブでのポジション争いについて持論を展開している。

 冨安健洋は今季序盤は左サイドバックでレギュラーに定着していたが、カタールW杯開催期間中のコンディション不良もあり、昨年12月のリーグ戦再開以降は右サイドバックの控え要員になる。そして今月15日のマンチェスター・シティ戦ではDFベン・ホワイトにかわって先発出場したものの、自らのミスから先制点を献上。以降はリーグ戦2試合つづけて途中出場と、チーム内で厳しい立場に置かれている。

 そんな冨安健洋は先月末、クラブ公式インタビューに対応。今月1日のエバートン戦でプレーする場合、アーセナルでの公式戦通算50試合目を迎えることを知らされると「知らなかった、こんなに早く来るなんて!」と驚いた上で、「アーセナルは世界で最も大きなクラブのひとつですし、このクラブでプレーできるのが幸せですね」

 「世界有数のビッグクラブでプレーする中では、つねにポジション争いがあります。ベン・ホワイトはとてもいいプレーをしているので、僕は辛抱強く我慢するのみです。プレーするときはチームのためにすべてを捧げるので、つねに準備をしないといけません」と、ポジション争いに言及。

 「アーセナルにやって来たときは、ミケル・アルテタ監督が僕にどんなプレーを望んでいるのか分からなかったので、チームのために何をしたらいいのか分かりませんでした。けど今は(監督の望んでいることを)理解していますし、ここに来たときよりも良くなっているといいですね」と、自身の進歩を強調している。

 アーセナルは今月1日にエバートンとの対戦を控えている。現状バックアッパーという立ち位置の冨安健洋だが、現地メディアは同選手のスタメン復帰を予想している。