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丸橋祐介ベンチの理由は?タイ1部パトゥム監督説明。黒星で改善点指摘も【現地取材】

マット・スミス監督 写真:SVC

 セレッソ大阪から期限付き移籍中のDF丸橋祐介(32)らを擁するBGパトゥム・ユナイテッドは今月11日、タイ1部リーグ第19節・ラムプーン・ウォリアー戦で0-3と完敗。試合後、マット・スミス監督が悔しさをあらわにしたほか、丸橋祐介をはじめ外国人選手をスタメン起用しなかった理由を明かしている。試合後、現地記者が指揮官のコメントを拾っている。

 BGパトゥム・ユナイテッドは今月8日のカップ戦から先発メンバーを一部入れ替え。カップ戦で先発出場した元清水エスパルス所属FWティーラシン・デーンダー(34)や元セレッソ大阪所属MFチャウワット・ヴィラチャード(26)らがベンチ外だったほか、丸橋祐介も77分からピッチに立っていた。

 またこの一戦ではタイ国籍を持つFWパトリック・グスタフソン(21)を含めて、2022/23シーズンで初めてタイ人選手のみでスターティングイレブンが構成されていた。

 試合後、スミス監督は「我々にとって非常に残念な試合だった。8日のカップ戦(この時もラムプーン・ウォリアーと対戦して、1-0と勝利)よりも難しい試合になるとは思っていた。前半に決定機が2度あったが、ゴールに結びつけられなくて悔しい」とコメント。

 「8日の試合で外国人選手を多く起用したので、ターンオーバーが必要だった。タイ人のベテラン選手と起用した上で若手選手を試したかった。最初の15〜20分は我々のプレーができたが、結果が出なかった。ラムプーンは我々の戦い方を崩して圧倒した。彼らのパフォーマンスを誉めるべきだ」と、丸橋祐介らをスタメンから外した意図を説明している。

 そして指揮官は「状況に応じて、どのように対応すべきか改善しなければならない。このチームがポテンシャルを秘めていると私は信じているし、選手個々のクオリティが高いと思っている。細かいところまで気にすれば成功のチャンスは十分にある」と今後の改善点について話した。

 BGパトゥム・ユナイテッドはリーグ戦19試合を終えて、7勝4分8敗。首位ブリーラム・ユナイテッドから24ポイント差の8位につける中、今月18日にプラチュワップFCと対戦する。