ドイツ1部ブンデスリーガで多くの日本人選手が活躍する中、アイントラハト・フランクフルト所属の元日本代表MF長谷部誠(39)は28日のバイエルン・ミュンヘン戦でフル出場。カタールW杯日本代表MF鎌田大地(26)とともに好パフォーマンスを発揮したことにより、現地では来季現役続行の可能性が高いという見方が広まっている。
長谷部誠は今季ここまでブンデスリーガでわずか4試合の出場にとどまっていた。しかし第18節・バイエルン・ミュンヘン戦ではおよそ4か月ぶりとなる先発出場。前半に失点こそしたものの、3バックの一角で粘り強い守備を見せ、チームに勝ち点1をもたらした。
するとフランクフルトのオリバー・グラスナー監督は、試合後のメディアインタビューにて「チーム全体が長谷部誠の経験の恩恵を受けている。彼はこれだけのレベルで多くの試合に出場している。心配することはないんだ」と絶賛している。
一方で同選手の今後については、ドイツ・フランクフルトの地元紙『フランクフルター・ルントシャウ』が昨年12月に「2023年3月に彼とクラブ幹部がお互いの目を見て、もう1年というのが意味を持つかどうかを検討する」と伝えていた。
マルクス・クレシェSD(スポーツディレクター)はバイエルン戦後に「長谷部誠ははまだ最高レベルでプレーできる。とはいえ、いずれは彼に別の仕事を見出すことになるだろう。どうやって我々が彼の代わりをするか、そしてどんなスキルをチームにもたらすことができるか、準備を進めているのは確かだ」と発言。
ドイツ誌『ビルト』は「もしかしたら、長谷部誠の引退はまだ1シーズン先かもしれない。そうなるとブンデスリーガで最年長のプロフェッショナルは、アイントラフトでの歴代最年長出場記録を更新する可能性がある」と綴っている。
フランクフルトでの最年長出場記録は、1992年から1997年まで在籍していたルドルフ・ボマーの39歳9か月13日である。今年1月18日に39歳の誕生日を迎えた長谷部誠が、40歳になってもブンデスリーガの舞台でプレーする可能性は十分に考えられる。
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