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前田大然は残留?サウサンプトン関心も現地「ギアクマキスの浦和移籍で…」

前田大然 写真:Getty Images

 セルティック所属のカタールW杯日本代表FW前田大然(25)は、プレミアリーグ最下位のサウサンプトンへ移籍する可能性が取りざたされる。そんな中、セルティックの専門サイト『リード・セルティック』はサウサンプトンの現状やセルティック所属FWギオルコス・ギアクマキス(28)に浦和レッズ移籍の可能性があることを指摘した上で、前田大然の残留が濃厚と主張している。

 前田大然の去就については、サウサンプトンが同選手を今年1月の獲得上位候補にリストアップしたと英メディア『スカイスポーツ』が報道。サウサンプトンは今月7日開催のセルティック対キルマーノックの一戦にスカウトを派遣するなど、獲得にむけた動きを見せている。

 しかし『リード・セルティック』は「このワールドカップの日本代表選手は、プレミアリーグ残留争いに加わるためにセルティックを去ることはないだろう」という見出しをうち、前田大然の去就を展望。

 サウサンプトンからの関心報道に触れた上で「多くのクラブが前田大然を注視していることは想像に難くない。彼は日本代表としてワールドカップで素晴らしい活躍をしたし、1年前に加入して以来、セルティックのキーマンとなっている」

 「しかし、セルティックがこの大事な時期に前田大然を放出するわけがない。彼がスコットランド1部リーグ連覇を狙うクラブを離れ、プレミアリーグ残留争いに加わることを望むことなんてあるのだろうか?サウサンプトンは現在、プレミアリーグで最下位に沈んでいる」

 「確かにプレミアリーグはスコットランド1部リーグよりもレベルが高い。前田大然もサウサンプトンへ移籍すると、現在より高額年俸を受け取る可能性がある」

 「しかし、セルティックは2シーズン連続でUEFAチャンピオンズリーグのグループステージに出場しようとしている。プレミアリーグ残留争いよりも魅力的であるはずだ」と、サウサンプトン移籍を選択する要素がほとんどないと指摘している。

 その上で「ギオルコス・ギアクマキスのセルティックでの将来に疑問がある中、クラブがストライカーとしてプレーできる他の選手の売却を考慮することはないだろう」と、ギアクマキスのセルティック退団報道に言及。

 「今年1月の移籍市場でセルティックを去る選手もいるかもしれないが、前田大然がそのような選手のひとりになることはないだろう」と総括している。

 なお前田大然は、セルティックの公式戦で主にウイングのポジションでプレーしている。ただ森保一監督率いる日本代表の試合では、前線1トップのポジションで先発出場することが多く、持ち前のスプリント能力で相手ディフェンス陣にプレスを何度も仕掛けている。