Jリーグ ヴィッセル神戸

神戸・槙野智章のACL敗退後発言が物議!浦和サポから同情の声も

槙野智章 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸は22日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝・全北現代戦で延長戦の末に1-3と敗北。ヴィッセル神戸所属の元日本代表DF槙野智章(35)の発言が、浦和レッズサポーターやJリーグファンの間で議論の対象となっている。

 ヴィッセル神戸はACL決勝トーナメント1回戦の横浜F・マリノス戦で3-2と勝利したが、全北現代戦では横浜F・マリノス戦から先発メンバーを7人変更。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(38)や日本代表FW大迫勇也(32)がメンバー外となる中で敗れると、「J1残留にむけて集中するためのターンオーバーだったのでは」という主旨の指摘が多く飛び交っている。

 全北現代戦で先発出場した槙野智章が試合後のインタビューで「浦和の時の『みんなで取りにいこう』という感じとは違った。優先順位がACLよりもJリーグの残留争いにあったかもしれない」と発言。クラブ全体のACLに対するモチベーションが、浦和レッズ在籍時と異なっていたことを示唆している。

 するとSNSでは「試合後にこんな発言するなよ」、「同情する気はない」、「失点絡んだのにそのコメントはない」と、同選手に対する批判が噴出している。

 ただ浦和レッズサポーターからは「槙野かわいそう…」、「槙野は浦和に残った方が良かったのでは…」、「槙野の置き土産でACL摑んだ浦和が勝ち進んでいるのが何とも言えない」というコメントも。浦和レッズがBGパトゥム・ユナイテッドを下して準決勝進出を果たしたこともあり、槙野智章に対する同情の声も上がっている。

 なお槙野智章は昨年まで浦和レッズに在籍。2017シーズンにACL制覇を成し遂げるなど、浦和レッズに数多くのタイトルをもたらしてきた。

 しかし昨季はリカルド・ロドリゲス監督のもとで出場機会を減らすと、昨年11月に契約満了による退団が正式決定。それでも12月19日の天皇杯決勝・大分トリニータ戦で後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールをマーク。天皇杯のタイトル、そしてACL出場権を置き土産に浦和レッズを去っていた。