かつて明治安田生命J1リーグのガンバ大阪でプレーしていた韓国代表FWファン・ウィジョ(29)には、ブンデスリーガのマインツをはじめ複数クラブからの関心が伝えられている。その中、ここにきてポルトガル移籍の可能性が浮上しているようだ。26日、フランス・ボルドーの専門サイト『Web Girondins』が報じた。
ファン・ウィジョは2019年7月にガンバ大阪からジロンダン・ボルドーへ完全移籍。2020/21シーズンから2年つづけてリーグアン(フランス1部)で2桁ゴールをマークしたが、ボルドーはリーグ最下位に終わり、降格が決まっている。
また、フランス国内サッカーの財務監督管理局(DNCG)はボルドーが4000万ユーロ(約56億4000万円)の負債を抱えていることを理由に、2部ではなく3部への降格処分を通達。ボルドーはフランス代表MFオーレリアン・チュアメニ(22)の出身クラブであり、同選手のレアル・マドリード移籍により1100万ユーロ(約15億4000万円)の収入が見込まれる。それでも赤字解消にために、ファン・ウィジョの売却は避けられないとの見方がフランス国内で広まっている。
フランスメディア『RMCスポーツ』は、ボルドーとの契約を来年6月まで残すファン・ウィジョに関心を寄せているクラブとしてモンペリエ、オリンピック・マルセイユ、ナント、マインツを挙げていた。その中『Web Girondins』は、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪ポルトも関心を寄せていると伝えている。
一方で選手サイドは、UEFAチャンピオンズリーグ出場クラブやプレミアリーグでのプレーを望んでいる模様。ただ現時点ではプレミアリーグのクラブからオファーは届いていないという。そしてボルドーは移籍金として800万ユーロ(約11億5000万円)を要求するようだ。
なおファン・ウィジョは昨年8月、ロシア1部ゼニト・サンクトペテルブルクやポルトガル1部スポルティングCPへの移籍間近に迫っていた。以前からステップアップ移籍が噂されているだけに、今後どのクラブからオファーが届くか気になるところだ。
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