CDサンタ・クララ所属の日本代表MF守田英正(26)は、プリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪スポルティングCPへの移籍が噂されている。そんな守田英正に関する交渉がここにきて前進するかもしれない。17日、ポルトガル紙『レコルド』が報じている。
同選手の去就を巡っては、先月はじめにプリメイラリーガ(ポルトガル1部)の強豪スポルティングCPが同選手獲得にむけてCDサンタ・クララとの交渉を進めているとポルトガル紙『O JOGO』が報道。その後、クラブ間交渉の状況が再三にわたり伝えられていたほか、先月下旬には『レコルド』がブンデスリーガのVfBシュツットガルトとの交渉入りを報じていた。
また、『A BOLA』が今月7日に伝えたところによると、スポルティングCPは移籍金350万ユーロ(約4億7000万円)にくわえてボーナス100万ユーロ(約1億3000万円)という条件で再度オファーを提示。今回のオファーには「将来の売却益の20%をCDサンタ・クララに支払う」という条項も盛り込まれているという。
くわえてスポルティングCPによる最初のオファー内容として「移籍金250万ユーロ(約3億4000万円)+ボーナス100万ユーロ」と伝えており、移籍金の増額等でCDサンタ・クララの要求内容に近づけているとみられる。
その中、『レコルド』は守田英正に関する交渉状況について「モリタの交渉は再開されるかもしれない。今月27日にCDサンタ・クララの総会があり、その結果次第ではスポルティングCPとCDサンタ・クララの交渉が前進する可能性がある」と伝えている。
そしてCDサンタ・クララの内部状況について「リカルド ・ パチェコ会長と幹部であるイスマイル ・ ウズン氏との間で意見の食い違いが起こっており、交渉の進展を妨げている。クラブはウズン氏を除名するかどうか決めるが、この決定次第ではモリタの交渉に影響を与える」と報道。パチェコ会長は移籍金350万ユーロ以上のオファーを受け入れることを望んでいる一方、ウズン氏はオファーの内容に関係なくシーズン終了まで待つ姿勢を崩していないという。
なお、選手本人は今月はじめにポルトガル紙『A BOLA』の取材に応じると「スポルティングCPの話は一生に一度のチャンスですし、ポルトガルに来ることを決めた最初の日から思い描いていたことです。興味があることは聞いています。僕としては、自分のキャリアの中で新しいチャレンジが必要ですし、そのことはすでにクラブの関係者に伝えています」とスポルティングCP移籍の可能性に言及。
その上でクラブ幹部との関係性について「クラブは僕の意思を尊重してくれていると思います。つねにプロフェッショナルな姿勢を貫いてきましたし、ピッチ上でクラブを助けるためにベストを尽くしてきましたしね」と語っていた。
これをうけてCDサンタ・クララは「メディアへの発言権限などの基本的なルールが守られておらず、守田英正は内部懲戒手続きの対象となる」と声明を発表。ただ、懲戒処分の声明発表後はリーグ戦2試合つづけて後半途中からピッチに立っている。
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