日本代表MF橋本拳人(28)はロシア・プレミアリーグ(ロシア1部)のロストフからヴィッセル神戸への移籍が噂されている。その中、ロストフ所属のロシア代表選手が橋本拳人の去就に言及した。26日、ロシアメディア『スポーツ・エクスプレス』が伝えている。
橋本拳人は2020年7月にFC東京からロストフへ完全移籍。海外挑戦1年目の2020/21シーズンは6ゴールをあげたものの、ひざの負傷によりリーグ戦で14試合の先発出場にとどまっていた。そして今季は開幕からリーグ戦7試合つづけてスタメン出場していたものの、昨年9月中旬に筋肉系トラブルにより戦線離脱。1カ月後に復帰した後、再離脱により昨年11月から冬季中断期間直前までの全試合を欠場していたが、今月7日開催の第20節PFCソチ戦で先発出場していたが、以降は全試合でベンチ外となっている。
一方、ロシアは先月24日にウクライナへの軍事侵攻を開始。これをうけて国際サッカー連盟(FIFA)は今月7日、ロシア国内クラブでプレーする外国籍選手に対して今月10日までに所属クラブと合意に至らない場合には6月末まで一方的に契約を停止し、他クラブでプレーできるような救済措置を講じている。
橋本拳人の去就を巡っては、ロシアメディア『RBスポーツ』が今月22日に「ハシモトは近いうちに所属クラブを変えるかもしれない。4月7日までにロシア・プレミアリーグのクラブとの契約を中断する権利がある」と報道。すでにUAEやサウジアラビアからオファーが届いているほか、ヴィッセル神戸移籍の可能性もあると伝えていた。
また、イタリアメディア『Calcioline』はセリエA(イタリア1部)のジェノアが橋本拳人の獲得に動く可能性があると報道。しかし27日になって同選手のヴィッセル神戸移籍が濃厚と一部の日本メディアが伝えている。
その中、ロストフ所属のロシア代表MFダニル・グレボフ(22)は代表チーム活動中のメディアインタビューで「橋本拳人はなぜロストフを去ったのか」と質問されると「詳しいことは分からない。外国人選手も人間だ。彼らには親がいる。ロストフには若い外国人選手がいるけど、おそらく彼らの親がプレッシャーをかけているんだ。僕たちには問題ないよ」と語っている。
なお、ロシアメディア『RBスポーツ』はロストフと橋本拳人の現行契約が2024年6月まで残っていると報道。くわえてロシアメディア『161RU』が昨年12月に伝えたところによると、同選手はロストフで週給1万6000ポンド(約240万円)、年俸換算で83万2000ポンド(約1億2400万円)を受け取っている。昨年に大型補強を行ったヴィッセル神戸が橋本拳人を獲得する場合、同選手に対してどれだけの給料を支払うのか気になるところだ。
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