明治安田生命Jリーグや海外サッカー、プロ野球などスポーツの定額制動画配信サービスを手がける『DAZN』は、今年2月22日(火)から月額料金の値上げを実施する。その中、2022/23シーズン以降のプレミアリーグ(イングランド1部)の放映権を取得できるか不透明となっているようだ。
DAZNは2016年8月23日に日本国内でのスポーツ動画配信サービスを開始。2017シーズンからJリーグの試合中継を開始すると、プレミアリーグやラ・リーガなど欧州主要リーグも次々と配信。2018年になると、プロ野球のライブ配信も始めており、以降はテニスやモータースポーツ、ラグビー、アメリカンフットボールなど数多くのスポーツ中継を手がけている。一方で、これまで放送予定だった試合の中継が当日になって取りやめになるなど、度々問題を起こしており、視聴者からサービスのクオリティに関する批判を浴びている。
そんなDAZNは今月21日に契約者に対して来月22日からの料金改定を告知。「DAZNは2016年8月のDAZNサービス開始以来、明治安田生命Jリーグ、プロ野球、サッカーの日本代表選などを配信し、またDAZNオリジナルコンテンツも配信させていただいておりますが、今後もより一層プレミアムなスポーツ体験をお届けするため料金改定をいたします。新料金は本年2月22日(火)より順次適用となります」という文面のメールを送信している。また、今回の料金改定では月額料金が1925円(税込み)から3000円になり、スポーツファンの間で波紋が広がっている。
その中、日本では1月23日時点で2022/23シーズンから2024/25シーズンまでのプレミアリーグ放映権の配信元が決まっていないとのこと。プレミアリーグの公式サイトでは、欧州諸国やアジア、北中米、南米等の国々での放映権取得企業一覧表が掲載されているが、日本については記載がない。
また、イギリスメディア『Sport Business』が今月19日の報じたところによると、日本をはじめアジア圏14か国でプレミアリーグ次期放映権の販売がスタートしたとのこと。日本での配信元は数週間以内に決まるものとみられる。
なお、DAZNは2020/21シーズン途中に日本でのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)の放送を突然打ち切っている。プレミアリーグの放映権を取得できないとなると、さらなる批判を浴びることは避けられないだろう。
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