東京五輪男子サッカー競技でU24メキシコ代表に銅メダルをもたらしたハイメ・ロサノ氏は、J1リーグクラブを率いる可能性が伝えられている。その中、メキシコメディア『SOY FUTBOL』は6日、同氏の招へいに必要な年俸額について報じた。
ロサノ氏は2013年に現役を退くと、リーガMX(メキシコ1部)に所属するウニベルシダ・ナシオナル(UNAMプーマス)の下部組織で2014年からアシスタントコーチを務めたほか、2017年2月から同年10月までケレタロのトップチームを率いていた。そして、2019年1月にメキシコU24代表監督に就任すると、東京五輪男子サッカー競技では銅メダルを獲得。準決勝でブラジル代表に敗れていたものの、3位決定戦では森保一監督率いる日本代表に勝利していた。
同氏の去就を巡っては、J1リーグのクラブからオファーが届いているほか、リーガMX(メキシコ1部)のCDグアダラハラも招へいに興味を示していると先月下旬にメキシコメディアが報じていた。その中、『SOY FUTBOL』はCDグアダラハラに対して、年俸88万ドル(約1億円)を求めていたと伝えている。
なお、CDグアダラハラは今年8月からマルセロ・ミシェル・リーニョが暫定的に指揮を執る中、ロサノ氏らを新監督の候補に挙げていた。しかし、スペイン紙『アス』のメキシコ版は今月3日、クラブ幹部がマルセロ暫定監督続投の方針を固めたと伝えている。
ロサノ氏が1億円近くの年俸をCDグアダラハラに対して求めていたことを考慮すると、同氏の招へいが可能なJ1リーグのクラブは限定されると考えていいかもしれない。
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