Jリーグ サガン鳥栖

来季ACL出場目指す鳥栖に打撃…FWドゥンガがリーグ戦3試合欠場か

サガン鳥栖のホーム・駅前不動産スタジアム 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J1リーグのサガン鳥栖は、来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得を目指している。その中、今月の代表ウィーク以降に開催予定の数試合でFWイスマエル・ドゥンガ(28)を欠くことになりそうだ。

 ケニアサッカー連盟(KFF)が1日に公式発表したところによると、ドゥンガはFIFAワールドカップ・カタール大会のアフリカ2次予選2試合に臨むケニア代表暫定メンバーに選出されている。ケニア代表は今月11日にウガンダとの対戦を控えているほか、15日にはルワンダ戦に臨む予定となっている。

 一方、サガン鳥栖は第33節終了時点で勝ち点52を獲得。3位のヴィッセル神戸とは9ポイント差を付けられているものの、依然としてヴィッセル神戸や浦和レッズ、鹿島アントラーズ、名古屋グランパスなどと来季ACL出場権を巡る争いを繰り広げている。

 そして、サガン鳥栖は今月3日にJ1リーグ第34節・横浜FC戦を控えているが、その後は代表ウィークによる中断期間を挟んで川崎フロンターレ、北海道コンサドーレ札幌、鹿島アントラーズと対戦した後、来月4日の最終節でヴィッセル神戸と激突する。

 ただ、ドゥンガはケニア代表の本メンバーに選出された場合、ルワンダ戦を終えて再来日する際に2週間の隔離期間が設けられていることから、最終節・ヴィッセル神戸を除いた3試合の欠場が確定することになるのだ。

 なお、ケニア代表は4か国によるグループステージ方式のカタールW杯アフリカ2次予選で、マリ、ウガンダ、ルワンダと同居。グループ首位チームのみがW杯アフリカ最終予選に進むという条件の中、グループステージ第4節終了時点で首位首位マリの勝ち点差が「8」であることから、2試合を残してすでに2次予選での敗退が決まっている。

 ケニア代表初選出の可能性があることにドゥンガ本人は、暫定メンバーに名を連ねて喜んでいるかもしれない。その一方でサガン鳥栖のスタッフは、同選手の離脱による影響を心配しているかもしれない。