森保一監督率いる日本代表は7日、FIFAワールドカップ・カタール大会のアジア最終予選・中国戦で1-0と勝利した。しかし、オマーン戦と同様にスコットランド1部の強豪セルティックに所属するFW古橋亨梧(26)の起用法が議論の対象となっている。
古橋亨梧は今月2日にパナソニックスタジアム吹田で行われたオマーン戦で、後半開始からウニオン・ベルリンのMF原口元気(30)にかわって左サイドで途中出場すると、カタールの首都ドーハで中立開催された中国戦では、左サイドで先発出場。しかし、同選手は右ひざを痛めると、後半開始早々の50分に原口元気との交代でピッチを後にしていた。
日本代表は今月行われた2試合を通じて攻撃陣の得点力不足が浮き彫りになっているが、古橋亨梧の起用法を巡って森保一監督を批判する声が上がっている。
セルティックを率いるアンジェ・ポステコグルー監督は先月29日に開催のスコティッシュ・プレミアシップ第4節・レンジャーズ戦で古橋亨梧を左サイドで先発起用。しかし、試合後のメディアインタビューで同選手の適性ポジションについて「キョウゴを中央の位置で起用すべきだった」と語っていた。
これにくわえて、かつて南アフリカW杯の予選や本大会で日本代表を率いた過去をもつ岡田武史氏は、DAZN制作の中国戦の中継に出演した際に「真ん中でやっているイメージなので。サイドで張っているイメージはない」とコメント。森保一監督の采配に対して一石を投じている。
なお、日本代表は来月7日に敵地でサウジアラビアとの一戦を控えているほか、12日には埼玉スタジアム2002でオーストラリアと対戦する予定となっている。グループ内屈指の強敵との対戦を立て続けに控えているだけに、攻撃面での改善を図ることが求められる。
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