Jリーグ 東京ヴェルディ

東京V、永井秀樹監督のパワハラ隠ぺい報道を否定!Jリーグに4度進捗状況報告

東京ヴェルディのサポーター 写真提供: Gettyimages

 明治安田生命J2リーグの東京ヴェルディは30日、永井秀樹監督の指導でパワーハラスメント(パワハラ)があったことに対して、クラブが積極的に調査を行っていないという内容の報道を否定する声明を公式発表した。

 この問題を巡っては、クラブによる調査が進んでおらず、東京ヴェルディの選手会がJリーグに対して意見書を提出したと一部のメディアが報道。永井秀樹監督が所属選手に対して指導の際に精神的苦痛を与えた事実を隠ぺいしようとしているという内容の記事を掲載していた。

 しかし、東京ヴェルディは記事が公開される前の7月26日からコンプライアンス委員会を立ち上げ、7月29日、8月12日、8月17日、8月23日と4度にわたってJリーグに対して調査の進捗状況を報告していることから、隠ぺいには当たらないと主張。くわえて、東京ヴェルディ選手会がJリーグに対して意見書を提出したという報道が、Jリーグへの確認を通じて事実ではないことが確認されたことも発表している。

 くわえて、東京ヴェルディは「調査対象者の発言が特定され、将来に向けたサッカー関連活動に支障を来たすこと等の懸念から、当クラブは、この間、匿名性を担保できる調査方法に基づく段階的な対処を開始し、関係当事者との面談を繰り返し行っていたため、本件コンプライアンス委員会の立ち上げから1か月を経過しても、最終結論に至っていないことは事実です。このことで、当クラブに所属する選手やスタッフのみならず、応援してくださっているファン・サポーターの皆様、ステークホルダーの皆様の疑念や不安を払拭できていないことは大変申し訳なく、当クラブとしてもお詫び申し上げます」

 「当クラブとしては、最終結論において、当クラブに所属する選手やスタッフのみならず、応援してくださっているファン・サポーターの皆様、ステークホルダーの皆様の信頼に応えられるように、調査及び改善のための活動を続けてまいりますので、最終結論が出るまでもうしばらくお待ちください」と声明を出している。