U24日本代表の一員として東京五輪男子サッカー競技に出場したMF田中碧は、21日に行われた2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)第4節・ホルシュタイン・キール戦で途中出場を果たしたものの、チームの結果に満足していないようだ。22日、ドイツ紙『ビルト』が報じている。
現在22歳の田中碧は、6月下旬にデュッセルドルフへ買い取りオプション付きの1年レンタルにより加入することが正式決定。また、森保一監督率いるU24日本代表に招集されると、東京五輪では3位決定戦・メキシコ戦までの全6試合で先発出場を果たしていた。
同選手は今月13日からデュッセルドルフでのトレーニングに参加。長距離移動による疲労蓄積が考慮され、14日に開催された第3節・ニュルンベルク戦ではメンバー外となっていたが、順調に全体トレーニングのメニューをこなすと、ホルシュタイン・キール戦で59分からピッチに立っていた。ただ、この試合ではデュッセルドルフが65分に失点。87分にスウェーデン人FWクリストファー・ペテルソンのゴールで追いついたものの、引き分けに終わっている。
田中碧は試合後のメディアインタビューで「2ポイントを落としたと個人的には思っています。勝つべき試合でしたね」とコメント。自身のデビュー戦で勝利できなかったことに対する悔しさをあらわにしている。
なお、デュッセルドルフはここまでリーグ戦4試合を終えて1勝1分2敗としている。今月28日にはU24日本代表DF板倉滉を擁するシャルケとの直接対決を控えているが、果たして川崎フロンターレの下部組織出身による両選手の対決は実現するのだろうか。
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