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バルサ、控えGKにプレミアリーグ移籍の噂が!トッテナム加入の可能性は消滅も…

ネト 写真提供: Gettyimages

 バルセロナのブラジル人GKネトは以前から今夏退団が噂されているが、プレミアリーグ移籍の可能性があるようだ。24日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。

 現在32歳のネトは、フィオレンティーナやユベントス、バレンシアをへて2019年夏にバルセロナへ完全移籍により加入。ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンのバックアッパーとして2019/20シーズンは公式戦5試合に出場すると、2020/21シーズンは12試合でゴールマウスを守っていた。

 ネトはバルセロナとの契約を2023年6月まで残しているほか、すでにプレシーズントレーニングに合流している。しかし、バルセロナはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとの契約延長で巨額の資金を要することもあり、ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョやボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチ、フランス代表DFサミュエル・ユムティティ、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンなど複数選手の放出を目指している。

 同選手の移籍先候補としては、トッテナム・ホットスパーの名前が挙がっていた。しかし、トッテナムは24日にアタランタからイタリア代表GKピエルルイジ・ゴッリーニを買い取りオプション、買い取り義務付きの1年レンタルで獲得しているため、噂は立ち消えとなっている。

 ただ、アーセナルのミケル・アルテタ監督がネトのクオリティを高く評価していることから、アーセナルへ移籍する可能性があるという。アーセナルは2020/21シーズンまでドイツ代表GKベルント・レノが正守護神を務めていたが、プレミアリーグで低迷したこともありゴールキーパーの入れ替えを検討しているようだ。

 なお、バルセロナはネトの放出にあたり移籍金として少なくとも1400万ユーロ(約18億2000万円)を求めるという。ただ、現時点ではグリーズマンをはじめ複数選手の放出が進んでおらず、クラブ首脳陣も頭を抱えていることだろう。