レアル・マドリードはスペイン代表DFセルヒオ・ラモスの退団がすでに決まっているほか、フランス代表DFラファエル・バランも今夏退団が噂されている。しかし、カルロ・アンチェロッティ新監督はセンターバックの新戦力獲得には向かわない考えを持っているようだ。3日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が報じている。
セルヒオ・ラモスの去就を巡っては、レアル・マドリードが選手サイドと契約延長にむけた交渉を直近数カ月にわたって行ってきたが、合意に至ることはなく、先月16日に契約満了による今季限りでの退団が公式発表されている。また、同選手にはマンチェスター・シティやマンチェスター・ユナイテッドがオファーを提示する中、先週にパリ・サンジェルマン(PSG)と2年契約を結ぶことで合意に達したと伝えられている。
一方、レアル・マドリードは現行契約が来年6月であるバランに対して、すでに新契約のオファーを提示しているが、現時点でも返答がない模様。契約延長に応じない場合には、今夏売却に踏み切るものとみられる。
しかし、アンチェロッティ監督は主力のセンターバック2選手を失う可能性が高いにも関わらず、2020/21シーズンまでバイエルン・ミュンヘンでプレーしていたオーストリア代表DFダビド・アラバの他に新戦力を獲得するプランを描いていない模様。
指揮官は現在21歳のDFビクトル・チュストや、グラナダへグラナダへのレンタル期間を終えた24歳のDFヘスス・バジェホを来季の構想に含めているようだ。
先日にはレアル・マドリードがセビージャに所属するフランス代表DFジュール・クンデの獲得を狙っているとスペイン国内の複数メディアが報じていた。しかし、クンデとセビージャの現行契約に8000万ユーロ(約105億円)の契約解除条項が盛り込まれていることから、獲得が困難であるという見方が広まっている。
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