リーグ・アン パリ・サンジェルマン

PSG、インテルDF獲得が決定的に!チェルシーは争奪戦から撤退へ…

アクラフ・ハキミ 写真提供: Gettyimages

 パリ・サンジェルマン(PSG)はチェルシーとの争奪戦を制して、インテルからモロッコ代表DFアクラフ・ハキミを獲得することがほぼ確実になったようだ。23日、イギリスメディア『スカイスポーツ』やイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが報じている。

 ハキミはインテルとの契約期間を2025年6月まで残している。しかし、インテルは新型コロナウイルス感染拡大の影響により財政面で問題を抱えており、今夏のマーケットで同選手をはじめ複数の主力選手放出の方針を固めている。また、今月はじめにはハキミとPSG首脳陣が5年契約を結ぶことで合意に至ったとフランスメディア『フットメルカート』が報じていた。

 PSGは先週に移籍金6000万ユーロ(約80億円)でオファーを提示したが、インテルは当初、8000万ユーロ(約106億円)を求めていたため、これを却下。その後、チェルシーが移籍金6000万ユーロにくわえて、スペイン人DFマルコス・アロンソを交渉材料に盛り込むという条件でハキミ獲得を打診。しかし、インテルは要求額を8000万ユーロから7000万ユーロ(約92億円)に引き下げるかわりに、選手を交渉材料に盛り込んだオファーを受け付けない方針を固めていた。

 PSGはボーナス込みの7000万ユーロによるオファーを近日中にも提示し、インテルはこれを受け入れる模様。チェルシーは選手の譲渡を含めたオファーが受け入れられないこともあり、ハキミの獲得レースから撤退したものとみられる。